ヒューストン不動産の資産価値が「高い」これだけの理由

テキサスメディカルセンターやNASAをはじめとした、様々な分野の中央施設が集まるテキサス州ヒューストン。人口も増加の一途をたどり、投資家からの注目を集めています。本記事では、投資対象としてのヒューストンの魅力を解説します。

がん治療、心臓外科で著名な医療センターが集合

前回は、人口推移、雇用、不動産価格といった側面から、ヒューストンの特徴をお伝えしました(関連記事『テキサス州ヒューストンの「不動産価格」が上昇し続けるワケ』参照)。それらは、不動産投資を行う上で基本となる情報ですが、長期的な居住が可能か、国外からの訪客や移住は期待できるのかといった点も、今後の発展を見据える上で重要なポイントです。そこで本記事では、生活環境、観光面など、間接的に投資に影響するような部分をご紹介していきます。

 

◆交通機関、ロケーション

 

ヒューストンの主な移動手段は、ほかの大都市と同じく自動車です。ダウンタウンを中心に、州間高速道路を含む多くの高速道路が交差しており、長距離バスも通ります。

 

都市部や観光地は交通量が多いため、渋滞緩和を目的とした「パークアンドライド(Park and Ride)」というシステムがあります。鉄道駅やバス停留所に駐車場を設けることで、ほかの交通機関を利用してもらうというものです。利用促進のため、駐車場代の割引サービスなども行われています。実際に、交通量の減少や大気汚染の軽減など、社会貢献にも役立っています。また、アメリカでは一般的な、専用軌道を走る路面電車「ライトレール」も渋滞緩和に寄与しています。

 

このほか、ヒューストンとダラス間(約385キロメートル)を90分で結ぶ高速鉄道計画は、その高い利便性から期待が集まっている事業です。東海道新幹線N700系をベースにした鉄道とのことで、日本企業からも注目されています。2019年に着工、2022年に開業予定となっています。

 

ヒューストンは、世界へのアクセスの利便性も高く、全米最大級の貿易港であるヒューストン港を有しています。外国貨物の取り扱いは全米一で、世界の約250の港とつながっています。また、空の玄関口としての役割も果たしています。「ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港」は、ユナイテッド航空のハブ空港となっており、全米で9番目、世界で14番目の旅客取扱高を誇ります。ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港を補完する第2空港としての役割を果たす、「ウィリアム・P・ホビー空港」は、国内線の発着、企業や個人のチャーター便などに使用されています。

 

◆医療

 

実際に住んでみて困るのは、病気や怪我をしたときです。ヒューストンは、エネルギー産業、宇宙開発に並んで、医療も発達しています。

 

世界最大級の医療機関のコミュニティである「テキサスメディカルセンター(Texas Medical Center)」をはじめ、がん治療に特化した病院で有名な「テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンター」など、世界的に名の知れた病院が集まっています。また、心臓外科の術例が世界でもっとも多くなっています。

 

また、看護学校、薬学校、医学校などの教育機関も充実しています。医師やスタッフ、学生を含めると11万人以上が出入りするようです。これだけ世界的に有名で、大規模な医療施設が市内1ヵ所に集まっていると安心です。

「NASA」では、訓練施設・管制塔の見学も可能

◆グルメ

 

ヒューストンは、ほかの都市に比べて外食率が特に高く、外食産業が発達しています。国際的に有名なシェフのお店を含め、1万軒以上のレストランが並び、各国の料理が楽しめます。

 

ここで注目したいのは、テックス・メックス料理です。テックス・メックス料理とは、メキシコ料理をアメリカ料理としてテキサス州でアレンジされたものを指します。もっとも有名なのはタコスでしょう。日本でも目にすることが増えましたが、アメリカでは一般的なハードシェル(トルティーヤを油で揚げたもの)は、実はテックス・メックス料理独自のものです。

 

豆、ひき肉、玉ねぎ、トマトなどをチリパウダーとともに煮込んだチリコンカン(ヒューストンでは肉と香辛料のみ)、鉄板で焼いた薄切り肉や野菜をトルティーヤで巻いて食べるファヒータなども人気です。レストランで、トルティーヤチップスとサルサが前菜として提供されるのも、テックス・メックス料理独自のものです。

 

◆観光スポット

 

ヒューストンといえば「NASA」です。真っ先に連想する方も多いのではないでしょうか。実際に、宇宙飛行士たちが訓練などに使用する「リンドン・B・ジョンソン宇宙センター」という場所があります。ここでは、宇宙飛行士訓練施設やアポロ計画で使用されたロケットを見学できます。外にはロケットが展示されていて、記念撮影も可能です。また、管制塔にも入ることができ、スクリーンには地図やロケットの状況などが映し出されています。飛行士との通信を行う、映画などでも目にしたことのある場所です。

 

ハーマン・パークは、ヒューストン中心部に位置する、180ヘクタールもの広大な敷地を利用した公園です。観光客だけでなく、地元民にも憩いの場として愛されている場所で、敷地内や周辺には、動物園、美術館、博物館など様々な施設を楽しむことができます。

 

ヒューストン動物園では、6,000以上の動物が飼育されています。レッサーパンダのしつけを見学したり、キリンの餌づけができたり、触れ合えるプログラムが多いです。夏はウォータースライダーなどが楽しめ、冬はライトアップの演出もあります。五感を刺激する4-D体験ができる劇場もあり、盛りだくさんです。

 

ヒューストン美術館は、ハーマン・パークの少し北側に位置しています。本館と別館とあわせ、6万点以上の美術品が展示されており、アメリカでも有数の規模を誇ります。本館では、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、ルノワール、ピカソなど、誰もが知っている有名画家の絵画が飾られています。別館では、現代アートが幻想的な雰囲気を醸し出しています。

 

サニー・フリーマーケットという蚤の市も人気です。東京ドーム3個分以上という、日本では考えられない規模のアメリカ最大級のフリーマーケットです。毎週開催され、洋服や料理など、多岐にわたる品々を1000店以上が出店。カウボーイグッズやテックス・メックス料理など、テキサスならではのものを堪能できます。ポニーの乗馬体験、メリーゴーランドなどお子さんも楽しめ、ファミリーで遊びにきても堪能できるでしょう。

 

 

呉 純子

WIN/WIN Properties,LLC パートナー(アメリカ代表)

 

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WIN/WIN Properties,LLC パートナー(アメリカ代表)

不動産開発や都市計画で9年以上の経験がある。
以前は東京で集合住宅の建て替えプロジェクトに関わり、ニューヨーク市政府の住宅保全、開発部門(HPD)、ニューヨーク州エネルギー研究開発局(NYSERDA)によって開発されているグリーンビルディングイニシアティブプログラムにも従事していた経験がある。
ニューヨーク大学にて、都市計画の修士を取得。
持続可能な開発と投資に精を出し、今後も世界中にいるアメリカ不動産投資家のサポートをし続ける計画だ。

WEBサイト http://winwin-pro.com/

著者紹介

連載現地発!本当は教えたくない米国不動産投資の穴場「メンフィス」の最新情報

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