日本人の受入れも万全…香港のインターナショナルスクール

自由度の高い金融市場で知られる香港ですが、仮想通貨はどのように取引されているのでしょうか。本連載では、香港における仮想通貨の取引の現状や規制を解説するとともに、香港の現地情報についてもご紹介します。今回は、日本人の子供も学びやすい香港のインターナショナルスクールの例として、Delia School of Canadaを紹介します。※本連載は、小峰孝史が監修、OWL香港が執筆・編集したものです。

多数のインターナショナルスクールがある香港

日本から一番近い英語圏の香港には、多くのインターナショナルスクールがあります。しかし、英語で教育を受けたことのない日本人の子どもが、いきなりインターナショナルスクールに入るのは敷居が高そうです。

 

そんななか、日本人の受け入れ体制が整い、日本人生徒が多いインターナショナルスクールにDelia School of Canadaがあります。そこで、Delia School of Canadaを訪問し、アドミッションオフィスのMrs. Milesと山崎さんにお話を伺いました。

 

「充実した英語サポートあり」「一定の英語スキルが必要」の2種類のプログラムを用意

 

OWL:Delia School of Canadaには、「オンタリオプログラム」と「アルバータプログラム」という二つのプログラムがありますが、どういう分類なのでしょうか?

 

Delia:まず、従来から運営されてきたオンタリオプログラムと、2014年にスタートしたアルバータプログラムという二つのプログラムに分かれています。これは、前者は、カナダのオンタリオ州のシステムの下で認可されたプログラム、後者は、カナダのアルバータ州のシステムの下で認可されたプログラムということで、この名前になっています。

 

OWL:二つのプログラムは、内容面で違いはありますか?

 

Delia:オンタリオプログラムには、英語の環境が初めてという生徒のためのサポートプログラム(ESL)があります。面談時も英語力は問われません。一方でアルバータプログラムはESLサポートがありませんし、一定の英語スキルが求められます。したがって面談時に英語テストを受けていただきます。

 

OWL:弊社のサイトは日本人向けですので、オンタリオプログラムを中心に説明をお願いしたいと思います。

 

[写真1]アドミッションオフィスの Mrs. Miles

グローバルな環境、手厚い英語教育プログラム

プレ・グレードから高校までの一貫教育

 

Delia:Delia School of Canadaは、Elementary Section(プレ・グレード1&小学部)とSecondary Section(中学部&高等部)に分かれます。

 

OWL:日本とは分類が違いますね。各学校の学年を説明して頂けますか?

 

Delia:プレ・グレード1は、年中と年長にあたる2学年からなります。小学部はGrade1からGrade6の6学年、Secondary Sectionはミドル・スクール(G7・G8)とハイ・スクール(G9-G12)からなります。

 

OWL:幼稚園からSecondary Section(中学部&高等部)まで同じキャンパスですが、交流はあるのですか?

 

Delia:もちろん普段は別々に授業をしていますし、課外活動も別々です。でも、小学部の生徒がプレ・グレード1の生徒さんと一緒にアクティビティをする機会は時折ありますし、ハイスクールの生徒さんとも年に1,2度はイベントで交流をする機会があります。

 

47ヵ国から生徒が集まるグローバルな環境

 

OWL:国際都市香港のインターナショナルスクールだけに、生徒の国籍も様々ですか?

 

Delia:はい。現在、生徒の国籍は47ヵ国にわたっています。

 

OWL:国ごとの生徒の比率はどうでしょうか?

 

Delia:インド、中国語圏、日本がそれぞれ20%ほどです。その後に、韓国、カナダ、イタリア、パキスタン、アメリカ、フィリピン、アンゴラが続きます。

 

1年半~2年後には、英語が話せない生徒も英語の授業についていけるように

 

OWL:日本人にとって最も聞きたいことは、英語の授業についていけるのかという点です。英語を話せない生徒でも大丈夫でしょうか?

 

Delia:オンタリオプログラムでは、入学時に英語面接はありませんし、全学年を通して英語ができない生徒でも受け入れています。入学後、サポートプログラムでしっかりと基礎の英語力を身につけていただけます。またそれとは別に、放課後に補修プログラムもあります。

 

OWL:ESLは、通常の授業とは別の時間帯の放課後などに開講されるのですか?

 

Delia:ESLを放課後などに開講する学校もあると思いますが、Deliaでは、普通の授業と同じ時間帯に開講しています。ESLに出席する生徒は、国語にあたるENGLISHの授業の代わりにESLに出席するという形になります。

 

OWL:ESLにどれくらい通うと、通常の授業に合流できる英語力がつきますか?

 

Delia:ESLには、最長で2年間所属できるようにしていますが、だいたい1年半から2年で、通常のENGLISHの授業に問題なく合流できています。日本や韓国など、英語を国語としない国の生徒の比率が比較的高いですが、これも、ESLプログラムが充実しており、英語を国語としない国の生徒が入りやすいことの現れだと考えています。

 

OWL:アドミッションオフィスに日本人がいらっしゃるのも、日本人にとって安心感がありますね。

 

Delia:はい、その点も、日本人にとってハードルが低いのではないかと思います。

英語以外の語学教育も充実、母国語の力も伸ばせる

インターナショナルスクールでありながら、日本語教育も行う

 

OWL:英語以外の言語の教育も行っていますか?

 

Delia:英語以外の語学教育にも力を入れており、外国語の授業として、日本語、中国語(北京語)、フランス語を選択することができます。外国語は、G1からG12(小学部、中学部、高等部)の生徒が選択して受講することができます。

 

OWL:インターナショナルスクールに通うと日本語が伸びないと言われ、補習校などで補うことになりますが、学校のなかで日本語も補ってくれるのは非常にありがたいですね。

 

Delia:「外国語として日本語を学ぶ生徒のためのコース」ではなく「母国語として日本語を使う生徒のための日本語コース」ですので、日本人の生徒には最適だと思います。

 

OWL:日本語コースは、週何時間ありますか?

 

Delia:高等部は少しシステムが違いますが、G1からG8まで週4回授業があります。

 

OWL:日本語コースでは、どのような教材を使っているのですか?

 

Delia:香港日本人学校と同じ、日本の教科書を使っています。

 

文化系からスポーツまで様々なクラブ活動も充実!

 

OWL:授業以外の面では、どういった特徴がありますか?

 

Delia:香港の公立学校は、クラブ活動があまり充実していないと思います。しかしDeliaでは、G1からG12(小学部、中学部、高等部)まで、文化系からスポーツまで様々なクラブ活動が充実しています。特にスポーツの場合、ほかのインターナショナルスクールとの対抗戦もよく行われています。

 

OWL:(校庭に出て歩きながら)校庭が広いですね。

 

Delia:ありがとうございます。香港は、校庭が狭い学校、ときには校庭が全くない学校もありますが、Deliaは、比較的広い校庭を持っています。これも、スポーツ活動が盛んな理由の一つでしょうね。

 

[写真2]校庭の様子

 

訪問を終えて

 

インターナショナルスクールと聞くと、英語の授業だけで、いきなり入ってもついていけないのではないか、そもそも入学準備すらできないのではないか・・・という不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、Delia School of Canadaは、英語を母国語としない生徒が安心して学べる環境が整っており、日本語による入学サポートシステムも充実していることがよく分かりました。OWL香港でも、日本から香港にいらっしゃるお客様にもお勧めしていきたいと感じました。

OWL香港 マネージング・ディレクター
弁護士

東京大学法学部卒業、オックスフォード大学経営大学院修了(MBA)
米系法律事務所(Sidley Austin法律事務所)の東京オフィス・香港オフィスで勤務。日系大手法律事務所(TMI 総合法律事務所)所属中、香港の C.P.Lin 法律事務所に駐在。2018年より現職。主として日本企業や日本の富裕層向けに、日本の税法等の法令を踏まえつつ香港の税制上のメリットを生かすよう、アドバイスを提供している。

著者紹介

OWL香港は、香港を含むアジアで既にビジネスを展開している企業経営者、これからアジア展開をしていきたい企業経営者、香港で暮らしていきたい方々に対し、香港及び中国本土における会社設立・管理、会計業務受託、ビザ取得コンサルティング他、各種ビジネスの支援を行う。

以下のインベストメントバンク出身者・弁護士が取締役を務める。

本名 正博 氏  マネージング・ディレクター
東京大学教養学部卒業
野村證券及び米大手投資銀行ゴールドマン・サックスにて、日本、香港、中国における企業の上場実務、M&Aを経験。企業オーナー、投資家に対して、国境を超えたタックスメリットのあるストラクチャー構築を支援。 2015年、OWL Hong Kong Limitedを設立し、富裕層・企業オーナー向けに、香港・東南アジアを活用したタックスメリットのあるストラクチャー構築を支援している。

小峰 孝史 氏  マネージング・ディレクター・弁護士
東京大学法学部卒業、オックスフォード大学経営大学院修了(MBA)
米系法律事務所(Sidley Austin法律事務所)の東京オフィス・香港オフィスで勤務。日系大手法律事務所(TMI 総合法律事務所)所属中、香港の C.P.Lin 法律事務所に駐在。2018年より現職。主として日本企業や日本の富裕層向けに、日本の税法等の法令を踏まえつつ香港の税制上のメリットを生かすよう、アドバイスを提供している。

http://www.owlhongkong.com/

著者紹介

連載富裕層向け海外移住サポートの専門家&弁護士が香港から解説!現地の最新投資事情

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