本連載では、海外移住や、現地のインターナショナルスクールなどでの子女教育の情報についてご紹介します。今回は、自然豊かな離島にありながら交通の便がよく、香港都心部のメリットも享受できる高級タワーマンション、「Park Island(珀麗灣)」について紹介します。※本連載は、小峰孝史が監修、OWL Investmentsが執筆・編集したものです。

離島でありながら、車での行き来が可能

東京では、湾岸地区を中心にタワーマンションがどんどん建っていますが、狭いエリアに密集する傾向の強い香港のタワーマンションの多さは、東京の比ではありません。今回は、香港のタワーマンションがどのような感じか見てみましょう。

 

マンションには「The Leighton Hill」「Grand Promenade」といった名前がついていますが、一つのマンションに幾つものタワーがあり、Tower 1~3やBlock 1~3などと呼んでいます。一般的に、タワーが一つだけのマンションに比べ、タワーの数が多いマンションの方が、共有施設(プール、ジムなど)が充実していることが多いように思います。

 

タワーの数が32と非常に多い「Park Island(珀麗灣)」を例に見てみましょう。

 

Park Island(珀麗灣)は、香港国際空港から香港駅までエアポートエクスプレスで行く場合のほぼ真ん中にある、青衣駅のすぐ近くの「馬灣」という島にあります。離島というと、何よりビーチが気になりますが、Park Island(珀麗灣)は、その目の前にビーチがあり、週末には、家族連れがのんびり遊んでいます。

 

ビーチの前にはレストランも数軒ありますので、ビーチで遊んで、レストランで食事して、というライフスタイルも楽しめます。のんびりビーチのライフスタイルというだけであれば、香港には離島が多いですから、どの離島でもよいということになりそうです。

 

しかし、馬灣の良さは、離島でありながら交通の便も良いというところです。離島に住む人から、最終フェリーに乗り遅れると家に帰れない(高い金を払って船をチャーターするしかない)とか、台風が来るとフェリーが運休してしまうので島の外に出られない、といった悩みを聞くことがあります。

 

しかし馬灣は、香港島・大陸(九龍半島)と橋でつながっているので、車で行き来することができます。夜遅くまで飲んでいても安心、台風の日でも外出できる・・・というのがメリットです。

 

[写真]Park Island(珀麗灣)

出典:Wikipedia(https://en.wikipedia.org/wiki/Park_Island)
出典:Wikipedia「Park Island」(https://en.wikipedia.org/wiki/Park_Island)

 

離島ですので都心のゴミゴミ感は無く、かといって都心から離れすぎていない(車で25分、フェリーで30分、バス+電車で1時間)、空港へのアクセスも悪くない、ちょうど良いロケーションだと思います。

香港島に比べ、比較的低めの家賃も魅力

香港では、一定以上のランクのマンションだと、プールやスポーツジムの設備があることが多く、日本企業の駐在員が住んでいるランクのマンションであれば、おそらくプールやスポーツジムがついているでしょう。

 

このPark Island(珀麗灣)の場合、屋外プールが3ヵ所、屋内プールが1ヵ所、スポーツジムが3ヵ所あるほか、テニスコートやボウリング場まであります。

 

 

しかも、自動車が入れるのはマンションの敷地の外までで、敷地内は自動車が走っていないのです。ですから、子どもたちも安全に走り回っていますし、犬などを飼っている住民も多いようです。

 

家賃が香港島に比べて比較的低めなのも魅力的です。香港の家賃は、どこでも高いく、金融の中心地区である中環(Central)を含む香港島北側は、特に高額です。例えば、日本人駐在員の多く住む、MTR港島線の西灣河駅近くにあるGrand Promenadeの場合、Gross 1,032スクエアフィート(Net 749スクエアフィート)の3ベッドルームで、月の家賃が38,000香港ドル(約532,000円)です(2018年8月調べ、1香港ドル=14円で計算)。

 

もう少し中心地区に近い、香港島最大の繁華街エリアの銅鑼灣(Causeway Bay)から徒歩圏内でありながら、閑静な住宅地にあるThe Leighton Hillでは、Gross 1,485スクエアフィート(Net 1,127スクエアフィート)の3ベッドルームで、月の家賃が77,000香港ドル(約1,078,000円)です。

 

これら香港島のマンションの家賃に比べ、Park Island(珀麗灣)の場合はどうでしょうか?

 

例えば、Gross1,027スクエアフィート(Net 794スクエアフィート)の4ベッドルームで、月の家賃が24,000香港ドル(約336,000円)です。もう少し広いGross 1,709スクエアフィート(Net 1,314スクエアフィート)の4ベッドルームでも、月の家賃が35,000香港ドル(約490,000円)と、いくぶん手ごろな家賃になります。

 

弊社のお客様にも、このPark Island(珀麗灣)にお住まいの方がいらっしゃいます。このお客様の場合、日本~香港~東南アジアを頻繁に行き来されているので、香港にご不在のときは弊社が管理をお引き受けしています。香港空港からタクシーですぐの距離にあり、大都会香港でありながらビーチの前でくつろぐことができ、都心にも移動しやすい、この場所を気に入っておられるようです。

 

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