インドネシアやオランダを上回る、東京のGDP
東京を選ぶべき第二の理由は、そのGDPの高さです。
2016年度の日本の名目国内総生産(GDP)は537兆円であり、アメリカ、中国に次いで世界第3位でした。そして、国内の都道府県別のGDPに関しては、1位は東京(94兆円)でした。
さらに、この東京のGDPを世界の国々と比較してみると、インドネシア、オランダ、トルコを上回り、15位に位置しています(図表参照)。
[図表]世界のGDP
このように、東京は一国と同等の経済規模を備えており、世界の主要都市の中では圧倒的ナンバーワンのGDPを誇っているのです。
あくまでも今あげた事例は“日本VS世界”ではなく、“東京VS世界”のレベルだということに注意してください。東京はかなりすごい、ということがわかります。
成長している地域の賃貸需要は衰えない
東京のGDPがこれほど大きくなっている理由としては、上場企業の多くが都内に本社を構えていることに加え、東京という街全体が消費の一大中心地となっていることなどがあげられています。
都道府県別株式会社数と上場企業についてまとめているウェブサイト「上場企業サーチ」によれば、2017年9月19日現在、上場会社の数は3670社。その約半分の1830社は東京に存在します。ちなみに、大学の数も東京が最も多く、全国で778ある大学のうち138が東京にあります(「教えて! 全国ランキング2017~都道府県ランキング日本の統計~」中の「全国都道府県別大学数ランキング」から引用)。
GDPは、国や都市の成長度合いを示す指標となります。「GDPが高い=成長を続けている」地域では、世界中どこであろうと賃貸需要が衰えることはありません。GDPナンバーワンの東京は、日本の賃貸マーケットの中で最も強い競争力を有するエリアといえるのです。