前回は、不動産投資の「空室リスク」をできる限り避けるにはどうすべきかを考察しました。今回は、東京の不動産物件を選ぶべき理由を見ていきます。

現在も未来も「人口の絶対数」が多い

まずはじめに、なぜ東京都内の物件を選ぶべきか説明しましょう。

 

第1の理由は過去も現在も未来も日本において東京都内が圧倒的に「人口の絶対数が多い」からです。

 

空室リスクは、一般論として人口の多さに反比例します。すなわち、人口が少なければ少ないほど入居者を確保することが難しくなりますし、逆に人口が多ければ多いほど空室となるリスクは下がります。

 

周知のように東京は47都道府県の中で圧倒的に最も人口が多く、しかも今も人が増え続けています。ちなみに、2位は神奈川、3位は大阪になります。

ここ10年で100万人も人口が増加!?

総務省が2017年4月14日に発表した2016年10月1日時点の人口推計によれば、都道府県別の対前年比の人口増加率は東京都が0.80%と4年連続で首位でした。

 

また、東京都の公表している「東京都の人口(推計)」の概要(2017年8月1日現在)では、人口総数が1373万5582人となっており、対前月比で5724人、対前年同月比で11万1778人も増加しています。2007年の東京の人口は約1282万人だったのですから、この10年間でなんと100万人も増えているのです。100万人というと政令指定都市が2つできるぐらい増えているということです。

 

一方、東京以外の地方では逆に人口が減少し続けており、県によっては県庁のある中核都市でも人の流出が止まらない状況に陥っています。

 

今後を見据え日本全国を見渡したときに「安定した賃貸需要が期待できる」と断言できるのは東京都内だけといっても過言ではないでしょう。

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