今回は、「みせかけの借金」「正しい借金」とは何かについて見ていきます。※本連載では、「賃貸経営」を中心に資産を形成していくための実践的な考え方やノウハウを、自らも家賃収入6億円のオーナーでもある、アサヒグローバル株式会社、ゴールドトラスト株式会社、ゴールドエイジ株式会社取締役会長・久保川議道氏が解説します。

 「みせかけの借金」の意味とは?

『私は借金は嫌いだ!!』とよく聞きます。特に名古屋の人に多いようです・・・。私の率直な感想を申し上げると『あなたはのんきで、気楽でいいですねー』の一言ですね。

 

個人で100億円、300億円の財産のある人には誰が(最高の能力のある税理士・弁護士)どう考えても(節税や相続対策)多額の借金をして、負の資産を増やして、100億円・300億円の『資産の圧縮節税』をするしか、財産を維持する方法も財産を相続する方法もないのです。

 

日本での殺人的な税金に対抗する方法は1つ。多額のみせかけの借金をして、みせかけの負の資産を増やして、実質の多額の財産と引き算をして、計算上の財産を減らすことしか節税、特に相続税を節税する方法はありませんね。財産3億円の人も、5億円の人も、10億円の人も考え方と方法は全く同じです。

 

さて『みせかけ』の借金という意味は、お金(財産)があってもそれを使ってはいけません。何をするにも借金をするのです(負の資産を増やすこと)。アパマンは嫌いでやりたくなくても、借金をしてそれをするしかありませんね。借金はお金のない人がするんだ、という思い込みは捨ててください。本当は逆で、お金のある人が借金をするのです。昔の人は『借金も財産の内』と言いましたが、日本の変な税制だと借金しないと日本人はお金持ちになれないのです。嫌な日本ですが仕方がありませんね。

 

さてもう1つみせかけの借金とは、無くしたいと思えばすぐに借金をなくせること。そして借金をすればするほど儲かること。借金の毎月の返済が簡単に支払えること。まあこれなら借金も楽しくて価値のあるものです。困っているから、貧乏だから借金するのとは全く違いますよね。同じ『借金』でも私の言う、こんな借金ならしてもいいね。と賛成されたあなたは『100億円の財産』が作れる人なのです。

 

私がお薦めするのは世界標準の「正しい借金」

ここで皆様の頭の中の常識を再度改めていただきます。『借金』が嫌いで怖いんですよね。その理由は3つです。

 

①『保証人』をとられて返せないと長男のお勤めの会社まで『支払え!!』という内容証明書が届きます。

 

②『別担保』を取られて、自宅を銀行が持って行ってしまいます。

 

③『高利貸し』は怖いですね。100万円借りて10日で10万円の利息では自殺するしかありません。今の銀行の金利が1%でも将来は10%にならないという保証もありません(固定金利でも10年までが銀行の限界です)。

 

皆さんが借金は恐い、嫌い。借金をすると苦しむとお考えなのはこの3つが理由です。さていかに私がバカでも、この3つが本当なら私は死んでも借金はしません。しかし、私のお薦めする借金は全然違います。トランプ大統領が4回も自己破産しているのはご存知でしょうか(91・92・04・09)。それでも立派なアメリカ合衆国大統領なのです。

 

なぜでしょうか。それは日本以外の世界の常識の『借金』というものには①保証人②別担保③高利貸しは全くないのです。この土地と建物はいりません、と言えば銀行は借入金を無くすのです。トランプさんは世界の金融の常識を4回実行しただけで何も悪いことをしたのではないのですね。

 

私の薦める『借金』とはこの世界標準の『正しい借金』なのです。保証人無し、別担保無し、金利は固定の15年・35年で世界最低金利ですね。それでも皆さんが借金は嫌いというのであれば私には理解不能です。皆さんはおそらく日本では絶対にお金持ちにはなれない人なのかもしれませんね。私のお教えする『100億の財産を作る方法』は、それでは実現できないのですね。よくお考えください。

 

本連載は、久保川議道氏のブログ『会長のひとりごと』から転載したものです。
ブログはこちらから⇒http://kubokawayoshimichi.com/index.html

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