▲トップへ戻る
理事任期中の「大規模修繕工事」をうまく乗り越えるには?

前回は、改良・改善工事で最大効果を出すにはどうするべきかを見ていきました。今回は、理事任期中の「大規模修繕工事」をうまく乗り越えるポイントを紹介します。

何をすべきか戸惑ってしまうのが普通だが・・・

大規模修繕工事の実施を決定したあとの具体的な進め方やそのノウハウに関しては、現在はたくさんの書籍やホームページ等で情報が入手できます。ここでは工事決定までの準備段階における基本的な取り組み方法やその準備を進めるにあたってのポイントなどについて説明していくことにします。

 

たとえば、新築分譲時点での管理計画に基づき、2~3年のうちに最初の大規模修繕工事が予定されているようなタイミングで理事になった場合が典型的です。まず何から始めればよいのか戸惑ってしまうというのが普通の対応でしょう。なかには、自分の任期中はどうにかやり過ごしてしまいたいと思ってしまうことさえあるかもしれません。

立場を生かし工事計画の立案に「思い・意見」の反映を

しかし、その感覚のベースになっているのは、知らないことばかりでありながら自分が対応していかなければならないという不安感です。道筋を立て段階を踏んで進めていけば、必ずうまくいきます。

 

また、理事である・理事ではないにかかわらず、大規模修繕工事から得られる恩恵や負担する費用は他の管理組合のメンバーと同じです。さらに、関心があろうがなかろうが、その時点から工事終了までの時間も全員にとってまったく同じように経過することも変わりません。

 

与えられる条件は共通なのですから、むしろ理事の立場を活かして、工事計画の立案に自分の思いや意見を反映させられるほうが、はるかに心地よく有意義な月日を過ごせるはずです。 

株式会社翔設計グループ 代表取締役
一級建築士 

1953年生まれ。東京電機大学建築学科を卒業後、大手設計事務所を経て1985年に独立。現在の会社の前身となる事務所を設立。2年後に株式会社とし、同社の代表取締役を務める。建築総合コンサルティング業を営む同社の改修コンサルタント事業部では、マンション修繕コンサルティングを管理組合に対して行っており、関東を中心に、これまで携わった修繕コンサルティング件数は650件以上。その知見を活かし、2016年9月設立の一般社団法人防災事業経済協議会にて主幹理事、2017年11月設立の一般社団法人マンション改修設計コンサルタント協会にて理事長を務める。

著者紹介

連載理事として押さえておきたい「大規模修繕工事」の基礎知識

本連載は、2017年12月18日刊行の書籍『改訂版 マンション管理組合理事になったら読む本』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

改訂版 マンション管理組合理事になったら読む本

改訂版 マンション管理組合理事になったら読む本

貴船 美彦

幻冬舎メディアコンサルティング

大規模修繕工事のタイミングは? コンサルタントはどうやって選ぶ? マンション理事を楽しむための秘訣が盛りだくさん! 自分たちが住む場所だからこそ、自分たちでよくしていきたい――。マンション理事と聞いて、堅苦しい…

 

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧