前回は、バリの王族からヴィラを購入するに至るまでのエピソードを紹介しました。今回は、そのバリ島の王族から購入した「お買い得物件」の概要を見ていきます。
建物は古いものの、魅力的な立地の物件
前回の続きです。
面倒な売主でしたが、最後までつき合ったのは、物件が魅力的だからでした。じつはこの物件、建物はボロボロながら、立地が抜群だったのです。
スミニャックストリートの海側で、かつ商店街のそば。バリ島の一等地で、日本でいえば南青山という感じ。
そこで、土地250㎡、建物140㎡、25年リースというスペックで、価格が2,150,000,000ルピア(1680万円)というのは、かなりのお買い得な物件で、入手できるのは、かなりのラッキーなのです。
300万~400万円の改装工事で「超一級」のヴィラに
現状では草はボウボウで内装はボロボロ、正直、建物のセンスもよくありません。もちろん、改装工事は必要です。
しかし、元の建物が鉄筋コンクリートだから、躯体は生かせます。
300万~400万円の工事をすれば、スミニャックの一等地にバリっとしたヴィラができあがります。玄人好みの物件になるでしょう。
現在は見た目が悪いから人気がありませんが、手を加えれば化けます。プロ(玄人)にとっては腕の見せ所だし、利回りも出るはずです!
ぜひ、改装後の仕上がりをを楽しみにしていてください。
株式会社IIN Indonesia Investment Net
代表
国内ではホテル14軒、雑貨製作販売、家庭教師派遣、おもちゃのECビジネスなど8社を経営し、バリ島では不動産事業を行っている。投資においては、ホテル、貸ビル、駐車場、太陽光発電、バリ島のヴィラなど複数の不動産を所有し、株式やFX、事業投資の経験も豊富。
大学卒業後、野村證券に入社。24歳で学習塾などを起業し、事業は成功するものの会社を乗っ取りで失う。その後、政治家を目指し、衆議院議員秘書になるが、議員の選挙落選で無職になる。再び起業し、5年間で生徒数1000人を超える規模にし、不動産投資、ネットビジネスなどで、グループ年商40億円となる。しかし、保証人となった友人の会社の倒産、さらに詐欺に遭い、すべてを失い、数億円の借金を負う。
それから8年、バリ島での不動産とホテル事業で復活する。将来は、数え切れない失敗をしながら復活した経験を元に、若者の起業や事業再生のお手伝い、また子ども好きなことから、子どものための事業をやりたいと考えている。
「バリ島投資のメリットは収益性もありますが、単純に楽しいです。
リスクが取れる人、遊び心がある人には向いています。きっと若い頃のワクワク感を味わっていただけるでしょう」
連載『日本人のためのインドネシア「バリ島」不動産投資入門』は、株式会社IINの代表取締役・三浦純健氏のブログ「バリ島海外不動産投資入門」から転載・再編集したものです。
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連載日本人のためのインドネシア「バリ島」不動産投資入門