小学校に通う6年間は、安全面への特別な配慮が必要
前回の続きです。
立地における小学校の重要性について補足するなら、やはり6年間という部分が大きく、しかもまだ幼いころから6年間という長期にわたって通うことになるので、それだけ安全に配慮しなければならないということです。
幼稚園であればバスの送り迎えがあります。また保育園の場合は、親御さんが送り迎えをするというのが一般的でしょう。しかし、小学校で送り迎えというのは基本的にありません。だからこそ、小学校が立地選びにおいて重要となるのです。
これが中学校ともなると、無理なく自転車通学ができるようになるので、多少は遠方でも問題ありません。ただ、小学校の近くには中学校があることも多いので、いずれにしても小学校を基準として考えておけば問題ないでしょう。
商業施設に加え、小学校を一つのポイントに考えておく
その他の施設としては、市役所や町役場についても、検討する材料にはなり得ます。ただこれからは、マイナンバーなどの普及によって、それら公共施設の役割も限定的になると予想されます。そうなると、土地の評価という観点からはあまり重要とはいえません。
もちろん、公共施設が近くにあれば安心ではあります。役所での手続きなどをスムーズに行えるので、便利ということに変わりはありません。ただ、若いうちであればそれほど利用することもありませんので、参考程度にしておくといいでしょう。
立地については、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、あるいはドラッグストアなどの商業施設に加えて、小学校を一つのポイントに考えておくのが基本的な選び方になります。そのうえで、好みに合わせてどんな施設があれば望ましいのかを考えてみることです。