前回は、大切な遺品を「悪徳・強引な買取業者」から守る方法を説明しました。今回は、高額で取引される可能性がある物品の例を見ていきます。

価格がつくのは、宝飾品や貴金属だけではない

骨董品、美術品はコレクターでもなければ、価値はわからないのは当たり前ですよね。でも、ひょっとしたら、ほかにも思いがけない価値あるモノが、ご自宅にまだまだ眠っているかもしれません。それを知らずに捨ててしまう方を、私は多数見てきています。処分する前に、まずは専門家にチェックしてもらいましょう。

 

価値というものは、それを欲しいという方がいて、需要があるからこそ認められるのであり、その需要に見合った価格がつけられるのです。例えば、代表的なものとしては、ブランド品(バッグ、時計など)や宝飾品、貴金属類(ダイヤモンド、金貨、コイン)などが挙げられますが、これらに関しては、誰だって価値の有無だけ問われたら、ある程度は判断がつくと思います。

しっかりと評価してくれる専門店で鑑定を

それ以外の品物で、これまでの経験から価値がつくようなモノを、ざっと挙げてみましょう。

 

●金縁の眼鏡

●切手(中国切手はプレミア価値も)、金券類

●パンフレット、ポスター(映画、アニメ、ミュージシャン、アイドルのサイン付きなどは高値で売れることも)

●記念絵葉書、古葉書

●古地図

●書道道具

●金貨

●屏風

●印籠(いんろう)

●印材

●象牙

●麻雀牌

●碁盤(ごばん)

●碁石(ごいし)

●琴、三味線、尺八

●楽器

●レコード

●人形

●おもちゃ、プラモデル、フィギュア、ブリキ、鉄道模型など

●工具、大工道具

●釣り具

●洋酒

●金歯

●スマートフォン、携帯電話

●アンティーク家具

●カメラ

●着物、和服

●家電(基本的には5年以内製造のもの)

 

どうでしょう、思いあたるモノはありましたか? あなたの家のなかにも、探せば一つぐらいは、物置に眠っていたり、簞笥のこやしになっていたりするモノがあるかもしれません。

 

捨てる前に後悔しないためにも、しっかり評価してくれる専門店にお願いしたいですね。

円満相続をかなえる本

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石川 宗徳,森田 努,島根 猛,佐藤 良久,近藤 俊之,幾島 光子

幻冬舎メディアコンサルティング

「対策が難しい相続」に悩む人に向けてプロフェッショナルが事例とともに分かりやすく解説。大切な資産と人間関係の守り方教えます! 「相続登記と遺言を行なうメリットってなんだろう?」「相続した不動産、売るべき?売ら…

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