「成年後見制度」や「遺言書」よりも使い勝手が良い⁉
家族信託は次のような家族の願いを叶えることができます。これらは一例ですが、成年後見制度や遺言書による相続よりも、家族のニーズに合った使い勝手のいい方法ということがおわかりいただけるのではないでしょうか。(図表1参照)
[図表1]家族信託を活用する方法の例
家族信託利用のメリットと対応範囲
家族信託を利用するメリットとして、他の方法では実現することが難しい「成年後見」「財産管理委任契約」「遺言」の三つのよい部分を活用できます。(図表2参照)
[図表2]家族信託の対応範囲
①成年後見制度ではできないことができる
成年後見制度では難しかった柔軟な財産の活用(売却や運用)が可能になります。
②遺言ではできないことができる
次の次の承継先を指定するなど、遺言ではできないことも可能になります。
③元気な時、認知症の時、死後も、活用可能
一度、契約をすれば、元気な時、認知症になった時、死んでしまった後のすべての段階で活用可能な財産管理の方法です。