移動平均線は「長期線」と「短期線」のクロスで判定
テクニカル指標とチャートの足種の選択によってトレンド転換がどのように機能するのか、通貨ペアごとに見ていきましょう。
外為オンラインがテクニカル指標として移動平均線とMACDを選んだのは、シンプルなテクニカル指標であり、有効性が高いからです。すでにFXの経験がある人なら、お馴染みのテクニカル指標なので選びやすいでしょう。
また、実際のトレンド転換は、移動平均線の場合には長期線と短期線のクロス、MACDの場合には、MACDとシグナルのクロスで判定します。MACDではゼロラインよりも上か、下かによってトレンドを判断する方法もありますが、それは考慮していません。実際には、2本の線のクロスが形成され、次のローソク足が描かれた時点で転換します。
ときおりトレンド変換がうまくいっているかをチェック
ドル/円チャートで検証してみると、移動平均線では日足、週足の場合に比較的トレンド転換と2本の線のクロスが一致しているように見えます。一方でMACDでは、日足までは頻繁にクロスが起こり、トレンド転換のサインが出てしまっています。比較的機能するのは、[図表1][図表2]の週足、月足でしょうか。もちろん、相場の状況によって変わりますので、ほったらかしとはいえ、トレンド転換がうまくいっているか、ときおりチェックを。
[図表1]
[図表2]