不動産の価値を維持・向上させる「物件管理」の重要性

今回は、不動産の価値を維持・向上させる「物件管理」の重要性を見ていきます。※本連載では、2級建築士・宅地建物取引主任者の齊藤正志氏の著書、『不動産を「加工」する技術』(現代書林)より一部を抜粋し、不動産を有効活用し、次の世代へも継承できる財産を作る「不動産加工」について解説していきます。

なにもしなければ、不動産の価値はどんどん落ちていく

住宅を適切に管理したり、資産を増やすことも大事ですが、同時に資産を維持する工夫も大事です。なにもしなければ不動産の価値はどんどん落ちていくからです。

 

例えばバブルの時代に2000万円の価値の不動産があったとします。バブルがはじけてそれが1500万円に下がったとしても、厳密にいえば、創意工夫をこらして努力していなかったから、価値が落ちたとも考え得るのです。

 

本当の原因は簡単には特定できないものです。

 

あるいは、中古のアパートを2000万円で売りたかったが、1500万円に叩かれて売ったとすれば、それは管理を怠っていたために価格交渉で不利な状況に追い込まれたのかもしれません。

 

きれいな状態にして高く売る=「不動産加工」の成果

「壁の塗装が剥げているな」

 

「給湯器が古いな」

 

「駐車場がないな」

 

こんなふうに不動産の専門家は、物件の粗さがしをして、物件を安く買い叩いたりします。

 

安く買ってリノベーションして、より高い利益を生む物件に変えるのです。

 

ちゃんとした管理をしていれば、希望通り2000万円で売れていたかもしれません。あるいは斬新なリノベーションをしていれば、状況が異なった可能性もあります。

 

手をかけて物件を管理していないから、価格が500万円も低下したのかもしれません。

 

建物だけではなく、土地にしても同じことがいえます。しっかりと空き地を管理していれば、雑草地になることはあり得ません。

 

当然、売りに出すときは、草も刈り、きれいな状態で販売しますから、いわゆる自分を高く売ること、それはある意味では「不動産加工」の成果といえます。

2級建築士
宅地建物取引主任者

北海道生まれ、岩手県盛岡市在住。
積水ハウス株式会社にて設計業務5年、営業35年の計40年勤務。累計販売棟数570棟。積水ハウス在籍時、「自分年金」の言葉とコンセプトを自ら作り、土地活用についてのセミナーを多数行う。
2006年に株式会社サムコーポレーションを設立。
現在は不動産活用プロデューサーとして、自分年金・定期借地権を活用した企画や、介護事業者とのマッチング、コンサルティング業務などを手がける。
また、自らアパートや介護施設のオーナーでもあり、豊富な経験談と実例を交えた講演会は、一般・業界向け問わず好評を博している。
著書には『自分流「自分年金」の実践法』(文芸社)がある。

著者紹介

連載土地の価値を高めるための「不動産加工」術

 

 

不動産を 「加工」する技術

不動産を 「加工」する技術

齋藤 正志

現代書林

著者は積水ハウスに入社し、「自分年金」という言葉を考案しました。 そして、「自分年金」をつくる方法としてアパート経営を推奨し、40年間で570棟のアパートを販売したという実績があります。 その後に独立し、いまは不動産…

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