中・大都市のニュータウンを悩ます「街中過疎」の問題

今回は、中・大都市のニュータウンを悩ます「街中過疎」の問題について見ていきます。※本連載では、2級建築士・宅地建物取引主任者の齊藤正志氏の著書、『不動産を「加工」する技術』(現代書林)より一部を抜粋し、不動産を有効活用し、次の世代へも継承できる財産を作る「不動産加工」について解説していきます。

過疎化した地方の街は、若者の移住促進に努めるが・・・

近年、地方の過疎化した街では、若い人たちの移住促進を役所あげて活動しています。

 

「おらほの街」に住んでくれたら、格安の貸家を斡旋してくれたり、畑をタダで貸してくれたりしています。また、街コンの企画でお見合いパーティーが盛んです。『遠野物語』で有名な、岩手県の遠野市では移住してくれたら、馬1頭プレゼントしてくれるというユニークな企画をしていたこともあります。

 

それでは、中・大都市でのニュータウンではどうでしょうか。市とか町など大きな一つの街では人口の増減は少なくても、ミクロとしてのニュータウンでの人口減少は著しいわけです。しかし、住民たちは蚊帳の外の気分で何も対策はしていません。これでは自分たちの資産価値が減っていくことに気が付いていないのかもしれません。まさに「街中過疎」であります。

 

ニュータウンの価値を支えていたのは「住民の増加」

かつて、ニュータウンができたころ、そこへ人々は一斉に移住してきました。他県から来た人もいましたが、大半は市内各所からの人たちでした。「街中移住」であります。

 

こうしたことがあって、人が増え、街が発展し、活気があふれ、魅力ある街になっていったわけです。そして、不動産の価値も維持されてきたわけです。このバランスが崩れていくと、不動産の価値が薄れ、大きな損失を生むことになっていきます。

2級建築士
宅地建物取引主任者

北海道生まれ、岩手県盛岡市在住。
積水ハウス株式会社にて設計業務5年、営業35年の計40年勤務。累計販売棟数570棟。積水ハウス在籍時、「自分年金」の言葉とコンセプトを自ら作り、土地活用についてのセミナーを多数行う。
2006年に株式会社サムコーポレーションを設立。
現在は不動産活用プロデューサーとして、自分年金・定期借地権を活用した企画や、介護事業者とのマッチング、コンサルティング業務などを手がける。
また、自らアパートや介護施設のオーナーでもあり、豊富な経験談と実例を交えた講演会は、一般・業界向け問わず好評を博している。
著書には『自分流「自分年金」の実践法』(文芸社)がある。

著者紹介

連載土地の価値を高めるための「不動産加工」術

 

 

不動産を 「加工」する技術

不動産を 「加工」する技術

齋藤 正志

現代書林

著者は積水ハウスに入社し、「自分年金」という言葉を考案しました。 そして、「自分年金」をつくる方法としてアパート経営を推奨し、40年間で570棟のアパートを販売したという実績があります。 その後に独立し、いまは不動産…

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