売買価格などに応じて課される「登録免許税」
前回の続きです。
〈登録免許税〉
購入したアパートの所有権を登記するために必要な税金です。ローンを銀行から借り、銀行が抵当権を設定する場合にも抵当権の登記をします。
そうした際、売買価格やローンの借入額に応じて登録免許税がかかります。
[図表1]登記免許税の税額の例
〈不動産取得税〉
不動産を購入したりした際に一度だけかかる税金で、納める先は都道府県です。アパートを買って半年くらいすると通知が届きます。
[図表2]不動産所得税の税額
「固定資産税精算金」は決済日によって負担者が異なる
〈司法書士費用〉
不動産に関する登記の手続きは、最寄りの登記所で行います。
自分で行うことも可能ですが、申請書の書き方など専門的であり、通常は司法書士に依頼するので、その分の費用がかかります。
〈固定資産税精算金〉
これは、物件にかかる固定資産税と都市計画税の日割り分です。
固定資産税と都市計画税は、その年の1月1日現在で不動産の所有者として登記されている人が負担します。年の途中で不動産を売却しても、1月1日の所有者のところに1年分の固定資産税等の請求がきます。
そのため、不動産の売買では、決済日を基準にそれ以前(1月1日から決済日前日まで)は売主負担、決済日以降(決済日から12月31日まで)は買主負担として精算することになります。