今回は、「国の補助金」と「都道府県の補助金」の主な違いを探ります。※本連載は、福井泰代氏が代表取締役を務める「株式会社ナビット」が運営するWEBサイト、「助成金なう」のブログから一部を抜粋し、助成金・補助金に関する疑問や、専門用語をQ&A方式でわかりやすく紹介いたします。
「国の補助金」は通りやすいといわれるが・・・
同じ内容であれば、基本的には国の補助金のほうが、都道府県や政令指定都市の補助金(助成金)より、採択率は高くなり、通りやすいと言われています。
しかし、27年の創業のための補助金のように、予算が少なかったこともあり、国より都道府県のほうが通りやすいものも発生しています。また、都道府県や政令指定都市の補助金は「助成金事業」となっている場合が多く、厚生労働省系の助成金と混同しないようにしましょう。
さらに東京都では、書類選考後に面談審査があり、両方クリアしなくてはならない上に、計画書を提出する段階で、事細かな業者名や担当者などを記入する必要があります。
都道府県は書類の形式より内容に比重を置いている?
それに対して、国の補助金の場合、申請段階で総額が決まりますが、それほど厳密な購入先の情報は求められません。
また、国の補助金は書類不備だと落とされますが、都道府県の場合は、提出時に書類不備等を指摘してくれる場合が多いため、形式上より内容に比重が置かれているということになります。もちろん、申請書を出す総人数が国の場合は多いため、きめ細かい対応を一社ごとに行えないという実情もあるでしょう。
株式会社ナビット
代表取締役
神奈川県箱根町生まれ。31歳で創業。有限会社「アイデアママ」の社長になる。
当時4つの発明をし、もっとも売れたのが「のりかえ便利マップ」である。
現在は日本全国73%の駅に採用されている。
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https://www.navit-j.com/service/joseikin-now/index.php
「助成金なう」は企業様にマッチした助成金・補助金の情報提供、申請のサポート支援するサービス。全国11,187機関の助成金・補助金情報を毎週随時更新。また、他社サイトにはない全国1,558市区町の自治体案件も掲載している。全国に提携している中小企業診断士や社会保険労務士のネットワークで、企業様の助成金・補助金の申請のサポートも行う。
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連載疑問解決! 「助成金」「補助金」に関するQ&A〜2017年版