テクニカル分析の元祖は「ダウ理論」
日経平均株価に限らず株やFXでも、現在の相場のトレンドを知るには、過去のチャートがどうなっているのかを確認するのが基本中の基本です。これは月足、週足、日足チャートと呼ばれているもので、テクニカル分析の元祖と言われている「ダウ理論」をもとにしています。
ダウ理論とはアメリカの有名な株価指数「ダウ・ジョーンズ工業株平均指数(ダウ平均)」の発案者チャールズ・H・ダウが19世紀末に生み出した理論で、チャートの安値と高値の状態などから現在「上昇トレンド」にあるのか「下降トレンド」にあるのか分かるというものです。
日経平均株価のチャートもこのダウ理論で分析することが可能で、現在でも広く利用されていますので、初心者は必ずチャートを確認しておきましょう。
初心者はまず「年足」からチェック
日経平均株価のチャートは、証券会社のWebサイトで確認できます。日足や週足は最近の動き、月足は中長期の動きを知るときに使いますが、初心者は年足チャートも確認しましょう。
とくに過去の日経平均株価の最安値と最高値は誰もが意識するポイントです。もし、8000円を割り込めば、買いが大量に入って反発する可能性が高くなります。逆に2万円を超えると売り圧力が高くなって値下がりする可能性が高いでしょう。
もし、2万円を超えてくれば、本格的な上昇トレンドに突入したと判断されますが、それを意識する人が多ければ、逆に動く場合もあります。