逆張りで使用されることが多い「RSI」
前回の続きです。
RSIは終値ベースで「価格が上がる」「価格が下がる」、どちらの力が強いのかを計るオシレータ系の指標です。「買われすぎ」や「売られすぎ」を分析できるので、主に「逆張り」のシグナルとして使用されています。
期間は日足の場合は9日から52日程度、週足の場合は9週から13週程度になります。また、数値は50%を中心として、上昇トレンドに入ると50%以上で推移し、下降トレンドに入ると50%以下で推移します。
通常、ラインが70%以上にあれば買われすぎ、30%以下にあれば売られすぎと判定することができます。
買われすぎ・売られすぎが分かる「ストキャスティクス」
ストキャスティクスは、過去の高値や安値に比べ、現在の終値がどうなのかを数値化したオシレータ系指標です。
表は「%K」「%D」「%SD」という3つの指数から構成されていますが、数値が100%に近いほど「買われすぎ」なので70%以上なら「売りサイン」、0%に近いほど「売られすぎ」なので30%以下であれば「買いサイン」と判断できます。
なお、このストキャスティクスは、日足ベースで高値圏と底値圏の時期を判断するために良く使われています。
用語解説
売られすぎ・買われすぎ
オシレーター系の分析方法では、売りサインと買いサインが分かるようになっているのが特徴。チャートなどから判断して「買われすぎ」のときが「売りサイン」、「売られすぎ」のときが「買いサイン」となるので間違えないようにしよう!