OS毎にアプリケーションを作成するのは大変
iPad用のアプリケーションは、アップルの出しているiOSという環境の上でのみ動くようにつくられています。
アンドロイドタブレットやWindowsタブレット、あるいはWindowsパソコンも同じように、それぞれのOSの上でしか使えません。そのため、各OS毎にアプリケーションを作ると、同じ内容のものを、OSの数だけつくらなければならないことを意味します。
例えばそこにコンテンツが含まれている場合、マイナーチェンジしたり、間違いが見つかったときの修正も一度で済まず、何倍もの手間と費用がかかります。
コンテンツにデータベース機能も使っている場合もOSごとに用意しなければなりません。すると1000万円をかけて制作したものを維持するのに保守費用が毎年数百万円以上かかることになるでしょう。そのためにIT予算が費やされてしまい、新しいシステムの導入を諦めている企業も少なくないのではないでしょうか。
コンテンツやデータベースをひとつにしてどのOSでも同じように使える手段はあります。汎用化できるマルチプラットフォームを用意して、OSとコンテンツやデータベースの間を仲介すればいいのです。
社内の資産であるコンテンツを「共有化」するツール
「インタラクティブプロ」は、今挙げたどのOSにも対応しているので、登録するコンテンツや接続するデータベースはひとつだけ用意すれば済みます。コンテンツが上に載っていて、間に「インタラクティブプロ」を挟んで下に各種OSがあり、横にデータベースがつながっているというイメージです(以下の図表参照)。
[図表]マルチプラットフォームを支えるアーキテクチャ
こうすると、OSごとにいちいちコンテンツやアプリケーションソフトを個別につくり込まなくてもよくなります。
こういうマルチプラットフォームが、本来はどの企業にも必要です。
企業にとってスピードは競争力の有無の分かれ目です。ことに営業部門やマーケティング部門はいくつものアプリケーションやソフトが完成するまで待ってはいられません。いいコンテンツやアプリケーションであるほど、すぐにでも営業活動の場に持ち出して使いたいでしょう。
経営にスピードが必要だという感覚を持つ人であれば、すべてのOSに対応するだけのコンテンツやアプリケーションを用意することの非効率さを理解できるのではないでしょうか。
「インタラクティブプロ」には営業で使われる各種データベースが最初から用意されていますので、制作期間もとても短期間での開発ができるようになっています。これもIT部門の方々からご支持をいただいている理由です。
営業用のコンテンツを営業部門で制作している企業では、マルチプラットフォームがないためにどれだけ無駄なコストがかかっているかを制作部門で意外と理解していないことに驚かされます。しかし企業全体としては、プラットフォームの導入費用と、今かかっているトータルコストを比較し、経営判断をするべきなのは明らかです。
社内の資産であるコンテンツを共有化するツールは、同時にマルチプラットフォームでもあるべきです。それは営業の生産性を上げると同時に、無駄を削るエコシステムにもなります。