女性の社会進出が進む中、経済的に自立した生活を送りたいと願う女性が増えています。しかし、出産や子育てを伴う女性は昇給の機会も限られており、休職と復帰、離職と再就職を繰り返すケースも多く、思うように収入を増やせないのが現状です。そこで本連載では、収入アップとも節約とも異なる、「お金にモテる自分ルール」という観点から預貯金を増やす方法を解説します。

鍛えたら鍛えただけ「貯蓄の力」がつく!?

オトナ女子は、男性よりも美容やファッションなどの〝必要経費〟がかさむため、貯金が難しくなります。節約や我慢を続ける暮らしは、なかなかつらいものです。

 

けれどもお金を貯めることは、実はそんなに難しいことではありません。〝普段の生活のルール〟を見直せば、貯まる速度はぐんとアップします。

 

まずはお金の使い方に〝自分のルール〟を設けます。

 

「どんなときに使い、どんなときに使わないのか?」「どんな使い方がよくて、どんな使い方が悪いのか?」

 

どういうところに意識をフォーカスするかで、結果が大きく変わります。

 

また貯蓄とはスポーツと一緒で、〝訓練〟が必要です。鍛えたら鍛えただけ力がつくものでもあります。まれに両親のしつけのおかげで、子どもの頃からすでに鍛えられている人もいます。いずれにしても、貯蓄の訓練の大切さに気付いたら、なるべく早く訓練を始めることが重要です。

貯蓄の訓練は「年収の目標額」に達する前に開始

貯蓄の話をすると、決まって次のように〝逃げる〟人がいます。

 

「貯蓄は年収が上がってから始めます」

 

このような考え方は、早くに手放すべきです。もちろん年収の目標額を思い描き、そこに向かって努力を重ねることはよいことです。けれども「理想の年収を実現させてから貯蓄を始める」のではなく、「年収の目標額」に達する前から少しずつでも貯蓄に取り組み、貯蓄の訓練を始めることが理想的です。

 

たとえば年収400万円でも、年間50万円以上貯める人がいます。

 

一方で、年収1000万円でも、派手な暮らしをしてしまい、年間10万円も貯められない人だって多くいるのです。生活レベルがいったん上がり始めると、どうしても贅沢を覚えてしまい、消費する額が増えてしまうのです。

 

もちろん、年に1000万円稼ぐ能力は、素晴らしいものです。その陰には血のにじむような努力が潜んでいるかもしれません。その人は、希少性の高い独自の技術を磨いて、「1000万円プレーヤー」へと成長したのかもしれません。

本連載は、2017年1月10日刊行の書籍『お金にモテる独身女子50のルール』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

お金にモテる独身女子50のルール

お金にモテる独身女子50のルール

和田 勉

幻冬舎メディアコンサルティング

女性の社会進出が進む中、経済的に自立した生活を送りたいと願う女性が増えています。しかし、出産や子育てを伴う女性は昇給の機会も限られており、休職と復帰、離職と再就職を繰り返す女性も多く、思うように収入を増やせない…

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