手書きでは勘定元帳の作成に膨大な時間が・・・
●帳簿の数と業務時間は比例する
最近では、こうした会社は少なくなりましたが、一人の経理担当者が、仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳、当座預金出納帳、小口現金出納帳、売上帳、仕入帳の管理を担当しているとしましょう。
単純にこの数を減らせば、業務時間を大きく減らすことができます。
もし、あなたの会社のベテラン経理マンがいまでも「紙の伝票」「手書き」にこだわっているとすると、大幅にスリム化する余地があるということです。
総勘定元帳をつくるのに、とんでもない時間がかかっている可能性があるからです。
アウトソーシング、クラウド会計の利用で労力を軽減
総勘定元帳をつくる手順は以下の通りです。
❶仕訳をする
❷仕訳帳に記入する
❸総勘定元帳にその仕訳を転記していく
確認をしておくと、仕訳帳とは、会社のすべての取引を日付順にした帳簿のことです。総勘定元帳とは、すべての取引を勘定科目ごとに記していく帳簿を指します。
❶❷については、一枚一枚の領収書や請求書が、それぞれどの「勘定科目」に該当するかを正確に仕訳して、それを仕訳帳に移していく作業です。これは、請求書や領収書をそのままアウトソーシング会社に渡せば、自動的に処理してくれるので無駄な作業です。
❸の仕訳帳から総勘定元帳をつくるには、その仕訳帳を広げながら、それを項目別にもう一度転記することになります。こちらも、アウトソーシング会社に頼めば安価でやってくれますし、パソコンソフト、クラウド会計などを導入すれば、あっというまに完成します。