米国の失業率が「前月比よりプラス」ならドル安に
<知恵⑨>ツーと言えばカー、即断が必要なときに便利!
どんな要因が通貨高を招き、どんな要因が通貨安を招くのか。この一種の法則性や因果関係が当てはまるケースをあらかじめ知っておくと、迅速な判断を必要とする際には、便利である。主だったところを列挙してみると、こんな例があり、なかなか便利である。
①米国の対日貿易赤字が増えると円高・ドル安
②貿易赤字国は自国通貨の価値が下がる
③好景気の国は通貨高、不景気な国は通貨安
④日本のGDP(国内総生産)の成長とともに円の価値が上がる
⑤購買力の減少は通貨価値の下落を招く
⑥日本の株価上昇は円安へ
⑦米国の「非農業部門雇用者数」前月比プラスならドル高
⑧米国の「失業率」前月比プラスならドル安
⑨米国の「ISM製造業景況感指数」50を上回るとドル高
⑩同50を下回るとドル安
原油価格上昇なら「円高・ドル安」に進む
⑪ドイツの「企業景況感指数」前月比プラスならユーロ高
⑫ドイツの「失業数」前月比プラスならユーロ安
⑬ユーロ圏の景況感指数が前月比プラスならユーロ高
⑭円安は日本株買いを後押し
⑮円高は日本株売りを後押し
⑯ドル相場が下がると金相場は上がる
⑰原油価格が上がるとドルが下がる
⑱原油価格が下がるとドルが上がる
⑲原油価格上昇なら円高・ドル安
⑳原油価格下落なら円安・ドル高
㉑カナダドルと原油価格は似た動きをする
㉒資源価格高は資源国豪州の通貨高につながる
㉓世界の政治経済情勢が不安定になるとスイスフラン高
[図表]注目度の高い米国の経済指標