今回は、どのような会社が電力会社の変更が可能なのか、高圧・特別高圧の契約企業を例に、条件などを見ていきましょう。※本連載は、一般社団法人エネルギー情報センターの理事で、エネルギーとビジネスに関する執筆・講演活動なども行う江田健二氏の著書、『エネルギー自由化は「金のなる木」70の金言+α』(エネルギーフォーラム)より一部を抜粋し、電力小売り全面自由化を活用し、黒字経営を実現する方法をQ&A方式で説明します。

自由化によって、更なるコスト削減が可能に

Q:我が社は、切り替えができるのかな?(高圧以上の事業者の場合)

 

A:もちろん、可能です。これまでに見直しを行ったことがある企業でも再度見直しをするチャンスです!

 

以前から電力会社の変更が可能であった大型店舗(高圧・特別高圧での契約企業)にとっても、2016年4月の電力小売り全面自由化は朗報です。これまで以上のコスト削減が期待できるからです。

プランが増加したことで、コスト削減の可能性は倍増

高圧・特別高圧部門の自由化について簡単におさらいしましょう。大量の電気を使う施設、例えば、大規模な工場やデパートなどといった「高圧・特別高圧」部門は、2000年から段階的に自由化されてきました。

 

自由化されてから15年以上という長い期間が経過していますので、高圧・特別高圧部門の担当者のなかで電力会社の切り替えを一度は検討したという方は、非常に多いと思います。

 

高圧・特別高圧での電気契約をしている皆さんのなかには、「以前に電気料金の見直しを行って、切り替えを実施したよ」、「過去に複数の電力会社から見積りを提案してもらったが、あまり魅力的な料金プランではなかった。また見直しを行うのは面倒くさいなあ」と思っている方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、それは、もったいない話です!

 

なぜなら、電力小売り全面自由化をきっかけに、小売り事業に参入した企業が何倍にも増加しました。そのおかげで、これまで以上に魅力的なプランが生まれています。以前は、料金削減ができなかった施設にも、コスト削減につながる新たな提案をする電力会社が出てきているかもしれません。

 

実際の高圧部門での新規参入電力会社の販売量シェアは、2005年の自由化当初は1%にも満たなかったのが、2016年11月には15%近くまで伸びています。過去に電力会社へ見積り依頼をした企業であっても、改めて電力会社の切り替えを検討することにより、経費削減を実現できる可能性があります。

 

出典:経済産業省資源エネルギー庁「電力の小売全面自由化って何?」
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/what/
出典:経済産業省資源エネルギー庁「電力の小売全面自由化って何?」
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/what/
エネルギー自由化は「金のなる木」70の金言+α

エネルギー自由化は「金のなる木」70の金言+α

江田 健二

エネルギーフォーラム

2016年4月から「電力小売り全面自由化」が始まり、にわかにクローズアップされた「電気料金」。 本書では、エネルギーのコスト削減方法、そして新規事業としてエネルギーの取り扱いを始めることについての素朴な疑問に答えて…

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