新人は給与が低く、ベテランほど高くなる日本
20代の人たちの会話を聞いていると、よくこんなセリフが耳に入ってきます。
「最近、お金がないんだよね〜」
「そうそう、すごい金欠だよね!」
たしかに年齢が低いほど、収入が少ないことが多いでしょう。日本の会社の大半は、年齢や勤続年数によって給与が決まります。
新人は給与が低く、ベテランになるほど給与が高い。
とくに20代の人たちは、「お金がない」が口グセになるのも仕方がないのかもしれません。
社会人になると「周りのレベル」が一気に上がる
でも、私は「本当にお金がないの!?」と聞きたくなるのです。
おそらく「お金がない」が口グセの人は、人生のステージが変わったことについていけていないのでしょう。
学生時代はお金がなくても、友人たちとファミレスで、ドリンクバーだけ注文して、しゃべっているだけで楽しく過ごせました。
お金をかけなくても、満足感を得られたのです。
しかし社会人になると、周りのレベルが一気に上がり、今まで満足できていたものでは満足できなくなってしまう人が多くなります。
周りの人たちはブランド品を持っていたり、夏休みに海外旅行したり、マンションを買ったり……。
そんな大人たちが身近にいる環境になったことで、「お金をかけないと、満足感を得られない」と思い込んでしまっているのではないのでしょうか?