5つの線からなる「一目均衡表」
一目均衡表(いちもくきんこうひょう)とは、文字通り「ひと目で株価の動向が分かる」ことから名付けられた指標です。具体的には、次の5つの線からなっています(図表5‐1)。
転換線…過去9日間の最高値と最安値の中間値を当日に記入し線にしたもの
基準線…過去26日間の最高値と最安値の中間値を当日に記入し線にしたもの
先行スパン1…基準線と転換線の中間値を26日先に記入し線にしたもの
先行スパン2…過去52日間の最高値と最安値の中間値を26日先に記入し線にしたもの
遅行線……当日の終値を26日前に記入し線にしたもの
[図表] 5‐1
「転換線が基準線を上抜ける現象」も強気相場のサイン
買いパターン⑤雲抜け
先行スパン1と先行スパン2の間の色のついている部分を「雲」と呼び、ろうそく足がこれを上に抜けたら「買い」のサイン(パターン⑤、図表5‐2)です。
[図表] 5‐2
買いパターン⑥遅行線の上抜け
このほか、「遅行線がろうそく足を上抜ける現象」(パターン⑥、図表5‐3)、
[図表] 5‐3
買いパターン⑦転換線と基準線の好転
「転換線が基準線を上抜ける現象」(パターン⑦、図表5‐4、転換線と基準線の好転)も強気相場のサインです。
これら3つの“買いサイン”が同時にあらわれたときは、まさに最大の買いどき。見逃さないようにしっかりチェックしておきましょう。
[図表] 5‐4