ボリンジャーバンドが狭い=「株価が動いていない」
ボリンジャーバンドがしぼんだ状態にあるときは「買ってはいけないのか」というと、そういうわけではありません。狭いということは「株価が動いていない」ということですが、逆に言えばそこでこれから上がる銘柄を見つけられれば、これはまたとないチャンスになります。
先ほどボリンジャーバンドを構成する線について触れましたが、さらに詳しくご説明しましょう。前回の図表1を見てください。移動平均線の上にある2本の線は、移動平均線に近いほうから+1σ(シグマ)、+2σと呼びます。下にあるものも同様に-1σ、-2σと呼びます。
「大きく動く前に株を買う」というトレードの鉄則
前述の通り、しぼんだボリンジャーバンドの幅は一定期間経つと広がるものです。ボリンジャーバンドの幅が狭いときに+2σに株価が来る(図表)と、まさにその「広がり」の前ぶれである可能性が高いのです。
トレードの鉄則として「大きく動く前に株を買う」というものがあります。
これは、あまり動いていない銘柄は、勢いがつけばグングン値上がりする可能性があり、狙い目だということです。
すでに買われはじめている銘柄に注目するだけではなく「まだ目をつけられていない銘柄のポテンシャルを見抜く」という視点でも、銘柄選びを考えてみるといいでしょう。
[図表]