今回は、お金持ちになるための「お金の扱い方」について説明します。※本連載は、激安自販機を展開する株式会社サンエイの代表取締役、松岡祥一氏の著書、『たった3台の中古自販機から年商30億円企業に! 100円玉で人生の「放浪者」から「成功者」になった私の転身術』(合同フォレスト)の中から一部を抜粋し、成功する経営者の行動学について説明します。

支払い前に「無駄か、無駄でないか」を考える

「お金持ちほどケチ」とよく言われますが、決してお金を出し惜しみしているわけではありません。自分が「価値がある」と感じるものやサービスには、喜んでお金を払います。

 

その代わり、お金を出す価値がないと思うものには、たとえ100円でも払いません。そういう意味では、「100円玉を大事にするのがお金持ち」と言えるかもしれません。

 

毎月、月末になり、自分が使ったお金を振り返って「無駄遣いしちゃったな」と考えるようでは遅いのです。お金を払う前に、「これは無駄か、無駄ではないか」を、100円単位で見極めているのがお金持ちです。

 

私も、時間に余裕があるときは、海外に行くときでさえLCC(格安航空)を使いますが、東京や大阪で打ち合わせがあり、それまでにゆっくり考え事をしたいときは、電車に乗らず、時間を大切に使うためにタクシーを利用します。

 

また、夢を叶え、充実した人生を送るためには、健康であることも大切な要素の一つです。そのため、私はスーパーで買い物をするとき、多少値段が高くても、養殖の魚ではなく天然のもの、そして、できるだけ無農薬の国産の野菜を選びます。

 

その代わり、洋服やバッグなど身につけるもののブランドには一切こだわりがありません。肌触りがよく、使い心地のいい素材を吟味するだけです。

 

日常生活では、たとえば、家事代行サービスやベビーシッターなど、時間を生み出してくれるものにはお金を払うことを惜しみません。その代わり、どんなに便利であっても、コンビニでお金を下ろすときに取られるATMの手数料はムダだと思うので、絶対にコンビニでお金をおろすことはありません。

 

自分にとって価値あるものを見極めることができたら、浪費することがぐんと減り、これまでよりも手元にお金が残るはず。

今使わないお金は「お金を生み出すもの」に使う

そうなったら、次はそのお金を増やすことを考えましょう。

 

今や、銀行の金利は、メガバンクの普通預金でさえ、0.001%。ほとんどないも同然です。預けっぱなしにしておいて増えることはありませんので、別の方法を考えるのがいいでしょう。

 

私が、たくさんの成功者と話をしてきて気づいたことですが、お金持ちになる人は、今使わないお金を「お金を生み出すものに使う」ことを考えているのです。

 

たとえば、あなたが自販機を1台買ったとします。その自販機で10万円儲かったら、「やった!」と喜んで、飲みに行って使うのではなく、2台目の自販機を買うことを考えるのです。

 

自販機でなくてもいいでしょう。今は、月々5000円くらいから積み立てできる投資信託などもあります。たとえ3%ほどの金利でも、5年、10年と複利で運用すれば、銀行に寝かせておく金額の倍になることも可能です。

 

こうして、コツコツ積み重ねていけば、100円はあっという間に100倍、1000倍、そして1万倍になっていくはずです。

たった3台の中古自販機から年商30億円企業に! 100円玉で人生の「放浪者」から「成功者」になった私の転身術

たった3台の中古自販機から年商30億円企業に! 100円玉で人生の「放浪者」から「成功者」になった私の転身術

松岡 祥一

合同フォレスト

以前は、どんな仕事をしてみても興味が持てず、いつも「どうやってサボったろか」「早く遊びに行きたい」などとばかり考えていました。 そんな私が、どうやって夢を持つようになったか。そして、夢や目標を次々と実現するこ…

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