「夢が叶った後」を具体的に考えてみる
夢を叶えようとするときは、「ああなったらいいなあ」「こうなったらいいなあ」という、願望を思い浮かべるだけでは、なかなか実現しないことが多いもの。
あなたが夢の実現に向かうスピードを、ぐんと早めるコツがあります。それは、夢が叶った後、なにをしているか、そしてそのときはどんな気持ちでいるかまでイメージするのです。
たとえば、家が欲しいと思っているとします。「どうか、家が手に入りますように」と思うだけではなく、「家が手に入ったら、ここにこんなテーブルを置こう」「友人を呼んで、このテーブルで一緒にご飯を食べたら、楽しいだろうな」という状況までイメージしてみましょう。
また、収入を2000万円に増やしたいときは、「増えるのが当然」という気持ちで、その増えた分でなにをするかまで具体的に考えます。
「この投資信託を買う」「母親をヨーロッパに連れていく」、さらにその投資信託がどれだけのパフォーマンスをあげるか、また、お母さんとヨーロッパのどの国に行ってなにをしてどう感じるかまでイメージするのです。
「部屋の窓から見える海」までイメージしていた筆者
私も、「40歳になったら、セミリタイヤして沖縄に住む」といった突拍子もない夢でさえ、叶うことが当然という気持ちでいました。
毎日、部屋の窓から見える海や、暖かい風に吹かれて庭でのんびりしている自分、そして、楽しそうに笑っている家族の姿を思い浮かべていたのです。ときには、あまりにもリアルにイメージが浮かび、ワクワクして眠れない日もありました。そんな日を重ねた結果、私は夢を叶えることができたのです。
「家が欲しいな」と思っているだけでは、「そうは言っても、今のお給料じゃ都内に家を買うのは無理だな」「35年もローンを組んで払えるかな」などという、夢を否定する気持ちがすぐに湧いてきます。
そんなマイナスな考えに夢を乗っ取られないよう、叶った後のこともイメージするといいのです。