今回は、新規の農業ビジネスを実現させた事例を見ていきます。※本連載は、激安自販機を展開する株式会社サンエイの代表取締役、松岡祥一氏の著書、『たった3台の中古自販機から年商30億円企業に! 100円玉で人生の「放浪者」から「成功者」になった私の転身術』(合同フォレスト)の中から一部を抜粋し、成功する経営者の行動学について説明します。

失敗は夢に近づくためのステップ

誰もが知る偉大な発明家であるトーマス・エジソンは、電球のフィラメントを発明する前に、2000回以上も失敗していたといいます。それでも、「それは失敗ではなく、うまくいかない方法を発見しただけだ」といったそうです。

 

松下幸之助さんも、「失敗したところでやめてしまうから、失敗になる。成功するところまで続ければ、成功になる」と言っています。

 

私は「失敗は夢に近づくためのステップ」だと考えています。失敗が、夢を叶えるために、改善したほうがいいところを教えてくれる。ですから、失敗するのは、自分が夢に向かって間違いなく進んでいることのサインなのです。

 

そう考えると、なにが起きても途中であきらめてしまうのは、とてももったいない話です。

つれない返事をされても、諦めずに通い続け・・・

さきほど、沖縄のカフェのマスターから島での農業の話を聞いたということを紹介しましたが、私は2015年に家族3人と一緒に沖縄に移住してから、海外向けの農業ビジネスをスタートさせました。

 

この農業ビジネスは、ジャンボニンニクを完全無農薬で育てています。このビジネスを立ち上げるきっかけとなったカフェのマスターは、最初は私のことを単なる気まぐれで沖縄に住んでいる人間だと思っていたようです。いろいろ話しかけても、つれない返事ばかりでした。

 

でも、そこで「なんだ、冷たい人だな」とあきらめて、カフェに通わなくなったら、なにも始まりません。

 

懲りずに、毎日カフェに通い続けました。そして、少しずつ、マスターがボランティアでバナナの木の植樹をしたり、近所の小学生に無料でドリンクを配ったりしている話を教えてもらえるようになりました。

 

人間的に素敵な人だなと感じ、ますます興味を持った私は、自分が農業に興味があって家庭菜園をやっていることや、NGO活動でカンボジアに行っていることも話すようになったのです。

 

そうして、徐々に信用してもらえるようになったある日、マスターがジャンボニンニクの農業ビジネスの話をしてくれました。それは、サトウキビなどの農業が衰退したため、ジャンボニンニクを島の特産品にし、もう一度農業を活性化しようというものでした。

 

それを聞いた私は、自分の家庭菜園などの趣味がビジネスにつながり、なおかつ社会貢献もできるならと思い、その場で「ぜひ、僕も参加させてください!」とお願いしたことから、この農業ビジネスがスタートしたのです。

 

ちなみにこの農業ビジネスは、ジャンボニンニクの生産だけでなく、現在、体験型農業、ふれあい動物園、宿泊施設などの建設プランにまで広がっています。

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    松岡 祥一

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