日足チャートだけ見て「これは買いだ!」と思っても…
テクニカル分析ではチャートの表示期間も大切です。たとえば、日足チャートでは急激な上昇が続いていて「これは買いだ!」と思っても、より期間の長い週足、月足チャートで見ると下降トレンドの真っ只中で、「むしろ戻り売りのチャンス」と売買判断が180度異なるケースも頻発します。
FXでは長期の読みが大切です。期間が短いチャートだけを見ていると、大局観を持ったトレードができず、細かい値動きに振り回されるリスクが高くなります。
そこで重要なのは、取引しようと思った通貨ペアの週足・月足チャートは必ず見て、長い目で見た大きなトレンドの方向性をよく観察することです。
「時間をかけて利益を上げる」が自動売買の基本戦略
特に、一度システムを走らせたら、そんなに簡単に終わらせないことが大前提の自動売買の場合、週足チャートなどで確認できる長期トレンドに乗って、こつこつ時間をかけて利益を上げていくのが基本戦略です。
短期チャートが一時的に逆方向に振れて、保有ポジションの含み損が拡大することもありますが、そこは、どっしり構えて我慢。その後、トレンド方向に反転回帰すれば、積み上がったポジションが次々と利益確定され、大きな利益を上げることができます。
「チャートは期間が長いものをより重視する」のが鉄則なのです。