注文住宅の建築時にオーダーしたい「造作家具」の魅力とは?

前回は、「現場見学会」に参加して家造りのヒントを得る方法を紹介しました。今回は、「造作家具」の魅力について見ていきます。

こだわりの家に置く家具が「既製品」ではもったいない

自分たち家族の希望をかたちにして造ることができるのが、注文住宅の良さです。間取りはもちろん、建具やドアの取っ手など、細部にまでこだわる楽しさは、他には代えがたいものです。

 

しかし、せっかく完成したこだわりの家に置くのが、既製の家具ではもったいないかと思います。無垢板の床、漆喰の壁などの上質な自然素材の中に、合板で作られた棚やテーブルが置かれていては、見劣りしてしまうでしょう。

 

家のテイストに合わせた家具を新たに探すのも、なかなか難しいものです。それなら、工務店に依頼をして、家の建築に使う素材を使った「造作家具」をオーダーするという方法があります。新たな住まいを検討するにあたり、家造りと家具の予算は分けて考えている方がほとんどだと思います。家具の予算を家造りに組み込み、造作家具を選択肢に入れると、新たな可能性が生まれるのではないでしょうか。

 

キッチン前のカウンターと同じ無垢の素材で作ったダイニングテーブル、壁のデザインと一体化したテレビボード、暮らす人のニーズを満たす洋服ダンスや本棚。いずれも、インテリアのバランスに統一感が生まれ、すっきりとした心地よい空間になることは言うまでもありません。

天井や壁にぴったり設置できるのも造作家具のメリット

造作家具のメリットは、インテリアのバランスが良くなる点にとどまりません。まず、家を建てる段階で設計に組み込まれていますので、天井や壁にぴったりと設置することができます。これによって、壁や床に無用な隙間が生まれず、埃がたまりにくく、掃除などのメンテナンスがしやすくなります。また、造作家具は最初からきちんと固定され、家と一体化しているので、大きな地震が来ても倒れることがなく、安心できます。

 

家具を転倒防止金具などで固定することになると、見た目の美しさが損なわれます。さらに、数万円程度の家具の場合、背板は薄いベニヤ板がほとんど。これでは、いくら固定したとしても、大きな揺れには耐えられず、倒れることになりかねません。家造りの一環として、造作家具を入れ込むことによって生まれる一体感と安心感は、代えがたいものだと思います。

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    株式会社緑建設 代表取締役社長

    1973年、神奈川県相模原市生まれ。
    高校卒業後、小売業系の会社に就職。
    その後商社への転職を経て、20歳の時に緑建設に入社。
    父であり前社長の齋藤進氏の下で現場監督8年、営業職10年の下積み修業を経て、2011年より現職に就任。
    1973年に創業した先代の、“家は「売る」ものではなく、お客様のこだわりを叶えるために「造る」もの”という姿勢を貫いている。
    現職就任後は「いつでも真向勝負」をモットーに、外断熱工法の木造注文住宅に徹底してこだわり、お客様にとって「住み心地」のよい家の在り方を追求し続けている。

    著者紹介

    連載「理想の家造り」のための注文住宅基礎知識

    本連載は、2017年2月27日刊行の書籍『改訂版 いい家は注文住宅で建てる』(幻冬舎メディアコンサルティング)の本文から一部を抜粋したものです。

    改訂版 いい家は注文住宅で建てる

    改訂版 いい家は注文住宅で建てる

    齋藤 正臣

    幻冬舎メディアコンサルティング

    人生で一番大きな買い物、「マイホーム」。理想のイメージばかりが先行して、見当違いな設計に後悔したり、不本意な金額を払ったりするハメに陥らないために、まずは住宅オーダーの基本を学びましょう。「よい見積り、悪い見積…

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