技術力、安全への取り組み…会社のこだわりを知る機会
実際の家造りに活かせるヒントとなるのが現場見学です。
住宅会社のホームページを検索してみると、現場見学会を行っている会社がたくさんあります。各会社がどのような家を造っているのかはもちろん、普段では見ることが困難な基礎現場や構造など詳しく見学することが出来ます。
また、どんな職人が現場で作業をしているのか、技術力や安全への取り組み、会社のこだわりを直接知る機会となります。
すでに完成し入居している家の「住み心地見学」を行っている会社もあるので、こちらも積極的に訪問することをお勧めします。
現場見学会を実施していない場合は…
その会社が造った家の仕上がりや、広告でうたっている「夏涼しく、冬暖かい家」が本当はどうか、光熱費の変化などを実際に住んでいる人の生の声で聞くことができるのです。また工事中の会社の対応はどうだったのか、建設中のトラブルや、その際に住宅会社はどのように対応してくれたのか、そもそもその会社に依頼して結果的にどうだったのか、といった住宅会社の営業マンに直接聞けない話も聞くことができるチャンスです。
会社のレベルは体験すればわかります。現場見学会を実施していない場合は、その会社が建てた入居者宅を見学させてもらえるよう依頼しましょう。
通常は案内してくれるはずです。もし依頼を拒絶する会社であれば、自社の施工に自信がない、施工後にトラブルが多発している……といった可能性が考えられます。
これから建つ過程の家を見ること、実際に建った家を見ること、それぞれ知りたい目的に合わせて現場見学を活用することでモデルハウスでは実感できないリアルな体験が実現します。
[図表1]外断熱材が使われている建設現場