『眼科医の私が白内障手術を受けて分かったこと』
高田 眞智子
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2025年6月
白内障は目の中でレンズの役割をしている水晶体が白く濁り、ものが見えにくくなる疾患です。加齢とともに発症リスクが高まるため誰もがかかる可能性がありますが、現在では濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズ(IOL)を挿入する手術法が確立されており、多くの人が視力を回復し、日常生活の質を取り戻すことができるようになっています。
しかし著者によると「どれだけ視力が回復するのか」「手術中に痛みはないのか」「術後の見え方はどう変わるのか」といった不安から、日常生活に不自由さを感じながらも手術に踏み切れない人も多いといいます。
眼科医として長年にわたり数多くの白内障手術を手掛けてきた著者は、自身も白内障を患い手術を受けた経験から、患者がこうした不安を感じてしまうのは無理もないことだと述べています。しかし白内障に対する正しい知識を持ち、自分の生活習慣に合った眼内レンズを選び、手術の内容・術後の一時的な後遺症についてきちんと理解することで、不安を軽減し納得して治療に臨むことができるといいます。
本書では、眼科医である著者自身が白内障を発症し、患者として手術を受けた経験を基に、白内障に関する基礎知識とその治療法について解説しています。また、自分のライフスタイルに適した眼内レンズの選び方や手術のタイミング、手術費用などを分かりやすく解説しているほか、著者のもとで実際に治療を受けた患者の声や、さまざまな事例も紹介されており、自分の状況と重ね合わせながら参考にすることができます。
著者は白内障手術にはさまざまな選択肢があり、自分にとって何が最適なのかを理解することが、満足のいく結果につながるといいます。自分自身にとって納得できる白内障手術の手がかりが得られる1冊です。
掲載記事
[連載]眼科医の私が白内障手術を受けて分かったこと
- 【第1回】 「怖い」はもう昔の話…「白内障手術」がほぼ痛くなく、10分で終わる本当の理由【現役眼科医が解説】 2025/08/30
- 【第2回】 「まだ見える」が危険信号!「白内障手術を急ぐべき人」に共通する2つの特徴【現役眼科医が警鐘】 2025/08/31
- 【第3回】 「目にイクラ丼が見えた」2.5万回執刀の専門医が初めて体験した、白内障手術中の「不思議な世界」 2025/09/01
- 【第4回】 眼科医ですら「つい、サボってしまった…」 白内障手術で得た「最高の視力」を失わないための術後ルール 2025/09/02
- 【第5回】 エアコンが暖房に…「年のせい」で済ませるその“うっかり”、実は判断力を奪う「アイフレイル」の始まり【現役眼科医の解説】 2025/09/03
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