書籍詳細

『社会人になったら知ってほしい 人生のお金の話』

社会人になったら知ってほしい 人生のお金の話

土田 義憲

出版社名:ロギカ書房

発行年月:2023年7月

お金を稼ぐ、お金を使う、お金を貯める、お金を増やす

長い人生、
君らしくいきるために
お金との上手な付き合い方を学ぶ。

【内容】
私たちは社会で生きていくために様々な活動をします。その1つが経済活動です。経済活動を一言でいえば、自分が持っているものと他人が持っているものを交換して、自分が欲しい物を手に入れる行為です。昔は、自分が持っている物と他人が持っている物を直に交換する物々交換でしたが、現代では、お金を介して自分が欲しい物を手に入れます。
すなわち現代では、自分が働いてお金を稼ぎ、このお金を使って自分が欲しい物を手に入れます。逆に言えば、お金が無ければ、欲しいものを手に入れることはできません。すなわち経済活動では、まず、お金を稼ぐ必要があります。
ただし、お金を持っていても、お腹は一杯になりませんし、寒さもしのげません。お金を持っているだけでは、私たちは生きていけないのです。そこで、食料品や被服、住居の確保のためにお金を使います。
また、人生においては、時にまとまったお金が必要になります。結婚式や子供の進学、マイ・ホームの購入などです。病気やケガなどで急に多額の出費に見舞われることもあります。これに備えて、お金を貯めます。
使うお金が稼いだお金よりも少なければ、お金は手元に残ります。私たちは、手元にお金が残るように、そして貯めるために、使うお金を稼いだお金の範囲内に収めなければなりません。
貯めたお金をタンスの中に置いておいたらどうなるでしょうか? 物価上昇が続く社会では、たとえそれが穏やかなものであっても、長い間には、同じ額のお金で買える物の量は少なくなります。すなわち、お金の価値は下落していきます。これに備えるために、貯めたお金を増やさなければなりません。
就職してお金を稼ぐようになったら、使うお金を稼いだ範囲内に収め貯蓄し、増やすことできるように、人生のお金の流れを理解しておく必要があります。
本書は、社会に出る前の高校生や大学生、そして新しい社会人の皆様に人生のお金を稼ぐ、使う、貯める、増やすために知っておくべきことを伝えることを目的に執筆したものです。
本書が、読者である皆様方が人生を豊かに過ごすのに、お役に立てれば幸いです。


公認会計士

新日本監査法人シニアパートナー、国際教養大学客員教授を経て、現職。

【主な著書】
『君たち中学生・高校生が学ぶ会計』(ロギカ書房)
『会計思考で理解する 会社のお金の流れと管理』(ロギカ書房)
『会計思考で不正取引を発見・防止するための本』(ロギカ書房)
『会計思考で成長する若手社員 入社5年目 秋山君の挑戦』(ロギカ書房)
『実践ビジネス・リスク・マネジメント』(大蔵財務協会)
『内部統制の実務』(中央経済社)
『財務報告に係る内部統制』(中央経済社)
『取締役・監査役の内部統制』(中央経済社)
『内部監査の実務』(中央経済社)
『税務調査で使える内部統制のつくり方』(中央経済社)

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