[連載]第三次エネルギー革命…水素・燃料電池技術開発の行方

各国が国家プロジェクトとしてしのぎを削る、水素・燃料電池技術の開発。「水素社会」の夜明けは目前だ。果たして覇権を握るのはどこか? 本記事は、『第三次エネルギー革命』(株式会社エネルギーフォーラム)より一部を抜粋し、再生可能エネルギーの行方とそこに見えるビジネスチャンスについて、世界最大級のグローバル経営コンサルティング会社、デロイトが解説する。

本連載の著者紹介

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、デロイトの一員として日本のコンサルティングサービスを担い、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援するファームです。クライアントの持続的で確実な成長を支援するコンサルティングサービスはもちろん、社会課題の解決と新産業創造でクライアントと社会全体を支援します。

〈執筆者紹介〉

庵原 一水 / Issui Ihara
デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員/パートナー
大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻修了(工学修士)、早稲田大学大学院環境エネルギー研究科博士後期課程単位取得後退学。建設コンサルタント、公益法人系シンクタンクを経て現職。エネルギー・地球温暖化対策を中心とする環境分野のコンサルティングに20年間従事。中央省庁の政策立案・実行支援から企業の戦略立案・R&D支援などを幅広く手掛けており、官民双方の立場からの政策実現に取り組む。特に、再生可能エネルギー・省エネ技術に関する高度な専門的知見を有しており、国内外の最新のビジネス・政策動向を踏まえた政策/戦略立案、エネルギーシミュレーションに基づく政策/事業評価、官民連携によるR&Dや社会実証のコーディネートなどを得意とする。

大我 さやか / Sayaka Oga
デロイト トーマツ コンサルティング マネジャー
東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻修了、アムステルダム自由大学大学院地球生命科学科環境資源管理専攻修了。環境・エネルギー分野の公益法人における研究員を経て現職。政府や企業による運輸部門のCO2排出量に関する将来予測やロードマップ策定などの戦略立案支援に10年以上従事するとともに、同分野の官民連携による技術開発・実証の支援を多数手掛けている。

越智 崇充 / Takamichi Ochi
デロイト トーマツ コンサルティング マネジャー
北海道大学大学院工学研究科機械科学専攻修了(工学修士)。環境・エネルギー分野の民間シンクタンク、官公庁での温暖化対策担当を経て現職。市場メカニズムを活用した地球温暖化対策の制度の構築・運営、環境経営コンサルティング、技術開発動向調査、低炭素技術のコンピュータシミュレーション評価業務を経験。特に、エネルギーキャリアのCO2削減効果及びコスト分析などを得意とする。

福嶋 勇太 / Yuta Fukushima
デロイト トーマツ コンサルティング シニアコンサルタント
東京農工大学大学院工学府生命工学専攻修了(工学修士)。官公庁における、エネルギーの低炭素化や地産地消に係る調査、計画策定、計画実行の支援に取り組む。その他、民間企業をクライアントとした先進技術調査や事業戦略立案、研究開発体制強化支援、産学連携支援などを経験。

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