今や住宅情報の収集に欠かせないインターネット
一口にサ高住といっても広さも家賃も様々です。しかも、その戸数は2016年12月末現在で21万戸を超えています。そのなかから理想の物件を探すのは至難の業と思えるかもしれません。
しかし、安心してください。インターネットを活用すれば比較的手軽に自分に合った物件を見つけることができます。
インターネットは、サ高住を含め高齢者向け住宅の情報を収集するのに非常に効率的なツールです(ただし、最終的な判断は現地を確認してからすべきです)。
70歳以上でもネットを使いこなすことは十分可能
とはいえ、70歳の自分にインターネットは難しいのではないか、と思っている人もいるでしょう。心配することはありません。シルバー世代のネット利用者は意外に多いのです。私たちの物件に問い合わせしてくる人の多くは70歳を超えていますが、その約半数がインターネットを通じてのものです。
実際に70歳前後の人のネット利用は確実に進んでいます。総務省の「平成27年版情報通信白書」によると、65〜69歳の約7割、70〜79歳でも5割以上の人がインターネットを利用しています。しかも、この年代の利用率は微増ながら年々増加傾向にあります。
[図表]世代別のインターネット利用率
前述しましたが、私の母は80歳を過ぎて突然パソコン教室に通い始め、ワープロソフトのワードをマスターしました。70歳前後の皆さんがインターネットを使えないはずはないのです。
それでも苦手意識がある人は一度、各自治体のシルバー人材センターなどが開催しているパソコンやスマートフォン(スマホ)教室に行ってみてはいかがでしょうか。比較的安価にそれらの基本操作を学ぶことができます。
ちなみに一部のグランドマストでは、スマホやiPadなどタブレット端末の教室を開催しています。理想のサ高住を探すうえでお勧めしたいサイトが「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」です。北海道から沖縄県まで日本全国に登録されたすべてのサ高住が公開されています。
家賃、面積、市町村、希望するサービスといった条件を入力すれば、それに合致した物件の検索が可能です。