「少ない資金で大きなリターンを狙える」と、初心者から中級者の間でも人気を集めるレバレッジ型ファンド。しかし、その仕組みを正しく理解せずに投資すると、相場が予想通り、あるいはそれ以上となっても、資産が減っていく恐れがあります。本記事では、ボーナス100万円を投資して評価額を減らしてしまった42歳男性の事例をもとに、「レバレッジドラッグ」のメカニズムと注意点を1級FPの桐山昌也氏が解説します。
レバレッジ型ファンドを活用できるのは「限定的な状況」のみ
レバレッジ型ファンドは、以下の限定的な状況で活用できる特殊なツールです。
1日間の短期トレーディング
日々の値動きに対してレバレッジがかかるため、翌日に決済を完了させるような短期売買では、レバレッジドラッグの影響を抑えられる可能性があります。
強力な一方通行の相場(上昇・下落トレンド)
相場が「毎日連続して上がり続ける」など、明確なトレンドが続く局面では、複利効果がプラスに働く可能性があります。
初心者・中級者への警告…「見えないコスト」を理解し、手を出さないのが賢明
「上がったり下がったりを繰り返して成長していく」のが株式市場の基本です。
結論として、初・中級者がレバレッジ型ファンドに勝機を見出すことは極めて困難です。レバレッジドラッグという「見えないコスト」が日々資産を削り取っている事実を重く受け止め、長期の資産形成においては「手を出さない」という選択が、あなたの大切な資産を守るうえで不可欠な知識であると考えます。
桐山 昌也
株式会社ライトオブライフ
代表/1級ファイナンシャル・プランニング技能士
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株式会社ライトオブライフ
代表/1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1976年生まれ。京都大学経済学部卒、MBA(経営学修士)取得。銀行およびメーカーにて、スイス駐在や大学院派遣を含むエリートキャリアを歩む。
金融業界の内側に身を置く中で、世に溢れる「無料相談」の実態が、顧客不在のセールス手法に偏っていることに強い疑問を抱く。「本当にお客様の立場に立った、嘘のないアドバイスを届けたい」という理想を追求するため、2024年に独立。
現在は大阪を中心に、自ら足を運ぶ「出張型FP」として活動。保険や株の販売を一切行わない「完全中立の立場」を貫き、金融機関での実務経験を活かした「難しい手続きまで並走できるプロ」として、家計や資産運用の悩みに寄り添っている。
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