(※写真はイメージです/PIXTA)

妻を亡くして一人暮らしとなった71歳男性は、長年暮らした4LDKの戸建てを手放し、1Kのコンパクトマンションへ住み替えました。「広い家に住み続けることが、豊かな老後とは限らない」――。家を小さくしたことで見えてきた、老後の住まい選びの現実とは?

家の片付けで大量のゴミも…売却で老後資金に余裕

住み替えを決めてからは、戸建ての片付けと住まい探しを並行して行いました。

 

まずは2階の子ども部屋を中心に、長年ため込んだ荷物を整理。家具や家電、衣類などを処分し、必要なものだけに厳選。片付けと売却の準備には、3ヵ月ほどかかりました。

 

不動産会社に査定を依頼したところ、売却価格は約2,300万円。諸費用を差し引き、手元に残ったのは約2,200万円でした。

 

「本当にとんでもないゴミが出ました(笑)。でも、すごく身軽になりましたよ。それに、家を売って、老後資金に余裕ができたのもよかった。これから医療や介護にお金がかかるかもしれないですから」

 

武雄さんが特に安心したのは、もし将来、自宅で暮らすことが難しくなっても、施設に入るためのお金を確保できたということでした。

 

一方で、71歳という年齢もあり、賃貸住宅探しはそう簡単ではありませんでした。希望する物件があっても、高齢者だからと断られるケースも少なくありません。

 

最終的には、高齢者の入居実績がある単身用のマンションを紹介してもらい、入居が決まりました。駅から徒歩圏内で間取りは28平米の1K。家賃は月7万2,000円の“新しい我が家”です。

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