現金を持たずに買い物ができる便利さに依存すると…
昨今は本当に便利なものであふれています。
たとえば、現金の代わりになるクレジットカードや電子マネーなど。これらがあれば、たとえ財布を家に忘れても、現金を持ち合わせていなくても、電車やバス、タクシーにも乗れるし、買い物やレストランで食事もできるでしょう。しかし、その便利さに依存しすぎるとあとで痛い目にあうのもまた事実です。
もちろん、こういった便利なものを全否定するつもりはまったくありません。これらをどう使うか? を、しっかり考える必要があります。
「車」にたとえて考えてみましょう。車は非常に便利ですよね。けれど、一方で車による衝突事故や人身事故などが頻発しています。では、人をひいてしまう可能性もある車の存在は悪なのでしょうか? そんなことはありませんよね。問題なのは、ドライバーが車をどう運転するか? です。
使い方によって、車はいいものにもなり得るし、悪いものにもなり得るというわけです。
交通系のICカードで飲食すると、家計管理が大変に
それは、クレジットカードや電子マネーでも同じことが言えるでしょう。使用する人がきちんとルールを決めることが大切です。
最近は、SuicaやPASMOをはじめとする交通系のICカード乗車券が発達し、駅ナカやコンビニなどで電子マネーとしても使えるようになりました。カード1枚あれば、お弁当や飲み物も買えてしまいます。その結果、Suicaなどは交通費だけでなく、食費にもまたがり、家計の管理がしにくい状況をつくり出してしまうのです。
ですから、交通系のICカードは、交通費のみに使用する、といったルールを決めましょう。また、オートチャージにしないほうが使いすぎを抑制できます。
<GOLDEN RULE>
電子マネーは、利用する前にルールを決める