追加融資が軒並みNG…無知が招いた「4年間の停滞」
今から、私自身の話をしよう。それは、華々しい成功体験ではない。むしろ、その後の私の資産拡大を4年間も停滞させた、痛恨の失敗談だ。あなたが私と同じ轍を踏まないための、未来のあなた自身からの、魂の警告である。
一定の成功を収め、自信をつけた私は、次なるステップとして一棟マンションの購入に向けて動いた。当時の私は、物件の見立てについては、それなりに精通している自負があった。しかし、資産形成ゲームにおけるもう一つの重要な要素――「融資」については、驚くほど無知だった。
私は、不動産業者から紹介されるがままに、スルガ銀行や日本政策金融公庫といった金融機関で、典型的な初心者が組むアパートローンを利用した。総額2億円ほどの物件を購入し、晴れて一棟オーナーになった私は、有頂天だった。
しかし、数ヶ月後、私はさらに事業を拡大すべく、次の物件を探し始めたが、ローンを組もうと相談した金融機関から返ってくる答えは、すべて「NO」だった。原因は、私が最初に組んだアパートローンそのものにあった。そのローンは、個人の属性に大きく依存するタイプだったため、他の金融機関からは「あなたはすでに、借りられる上限額まで借りていますね」と見なされてしまったのだ。
たった一度の、無知な選択。そのせいで、私は「追加融資を受けられない」という袋小路に追い込まれ、そこから実に4年もの間、資産規模を全く拡大できないという、地獄のような停滞期を味わうことになったのである。
誤解しないでほしい。アパートローンそのものが悪なのではない。要は使いようなのだ。アパートローンは、実績のない個人の属性を評価してくれる、素晴らしい最初の武器だ。問題は、アパートローンを使って「どんな物件を買うか」、そして、その「上限」が来た後の手を考えているか、その一点に尽きる。
なぜ、融資が出ないのか。途方に暮れた私は、「人脈」の重要性に、この時初めて気づかされることになる。藁にもすがる思いで、先に成功している先輩大家さんたちに教えを乞うたのだ。

