資産1億円を目指して最短ルートで資産形成を進めるには、ときに“禁じ手”ともいえる手法を使うべき場面がある。その一つが「親族ファイナンス」だ。親族ファイナンスとは、平たく言えば親や親族からお金を借りることを指す。この手法は、扱い方を誤れば人生に大きな影響を及ぼしかねない一方で、うまく活用できれば資産形成を一気に加速させる“超速ワープ”にもなり得るという――。小原正徳氏の著書『世界の超富裕層がしている 「最初の1億円」の作り方』(KADOKAWA)より、2人の男の事例から、親族ファイナンス活用の妙味を紐解く。
親や親族からの「借金」は、資産形成の“超速ワープ”
さてあなたに、一つの「禁断の果実」について話しておこう。
これは、あなたの資産形成のスピードを、文字通りワープさせるほどの絶大なパワーを秘めたブースターだ。しかし、使い方を誤れば、あなたの人生で最も大切なものを破壊しかねない、諸刃の剣でもある。その名は、親族ファイナンス。
つまり、親や親族から、事業資金を調達することだ。「なんだ、結局は親の金か」そう思っただろうか? その嫌悪感は、健全なものだ。
私も、このテーマを扱うべきか、正直かなり迷った。なぜなら、これは単なる資金調達のテクニックではなく、あなたの家族との関係性という、極めてデリケートな領域に踏み込む行為だからだ。
しかし、私はあえてこのテーマに光を当てる決断をした。なぜなら、これを単なる「甘え」や「たかり」として思考停止するのではなく、「家族という最強のチームで、共に未来を築くための高度な戦略」として捉えることができた時、あなたの人生の可能性は、桁違いに広がるからだ。
私がこの冒険を始めた原動力は、「家族を守りたい」という思いだった。あなたも、きっとそうだろう。この戦略は、その思いを家族と共有し、彼らを単なる「守るべき対象」から、「共に戦うパートナー」へと引き上げるための、究極のコミュニケーション術なのだ。もちろん、そこには光と影、2つのリアルな物語がある。
株式会社不動産科学研究所 代表取締役
投資家・事業家/不動産鑑定士/宅地建物取引士
東京大学文学部(思想文化学科)卒業後、ニートになる。時給1,000円のアルバイトから社会人生活をスタートするも、入社した会社を3年で退職。再び無職となり、不動産業界への転身を志して資格試験の受験勉強に専念する。試験合格後、不動産会社に転職し、管理の現場でスナックのママのクレーム対応などに追われる日々を経験する。
その後、金融機関や不動産ファンド向けのコンサルティング業務に携わり、ゴールドマン・サックスの不動産運用部に転職。会社員として働くかたわら、手元資金100万円から投資を開始。本業と副業の収入を積み上げながら資産形成を進め、独立。国内外の富裕層と多く交流しながら、現在は純資産10億円規模に到達。
「投資業界の健全な発展」を目指して、コミュニティやテクノロジーを活用した複数のプロジェクトを展開しながら、情報発信を行っている。
■YouTube: https://www.youtube.com/@koharamasanori
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連載ゴールドマンサックス出身の投資家が教える…「超富裕層」共通のお金の増やし方