銀行口座から出ていくお金を「3つ」に分けると、お金が貯まるワケ…親の仕送り月5万円で生きていた東大生が「億り人」になった方法を伝授

銀行口座から出ていくお金を「3つ」に分けると、お金が貯まるワケ…親の仕送り月5万円で生きていた東大生が「億り人」になった方法を伝授
(※写真はイメージです/PIXTA)

資産形成を効率的に進めるには、「支出の最適化」が欠かせない。とはいえ、「節約」と聞くと「我慢するもの」というイメージが先行し、なかなか取り組む気になれない人も多いだろう。しかし、“ある思考法”を身につければ、無理せずに支出をコントロールできるようになるという――。億り人・小原正徳氏の著書『世界の超富裕層がしている 「最初の1億円」の作り方』(KADOKAWA)より、その具体的なルールをみていく。

我慢せず支出を最適化する

資産10億円という頂に至るための初期装備を完璧にするためには、重要なクエストをクリアしなければならない。それが、「支出の最適化」だ。

 

「なんだ、結局は節約か……」そう思っただろうか? 無理もない。節約と聞くと、多くの人は「欲しいものを我慢する」「食費を切り詰める」「クーポンを探し回る」といった、暗く、苦しいイメージを抱くはずだ。私も、そんな根性論には何の興味もない。

 

これから私があなたに伝えるのは、そんな精神論の節約術ではない。それは、あなたの価値観を映し出す鏡を磨き、人生の解像度を上げ、そしてお金の使い方を最適化していく、極めてエキサイティングな「知的ゲーム」なのだ。

 

このゲームの目的は、単にお金を貯めることではない。「自分にとって、本当に価値のあるものだけに、お金と時間という最も貴重なリソースを集中させる」そのための、思考のOSを、あなたの脳にインストールすることにある。

すべての支出は「3つの箱」に分類

このゲームのルールは、驚くほどシンプルだ。あなたの銀行口座から出ていくすべてのお金を、たった3つの箱に仕分ける。ただ、それだけだ。

 

出典:『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』(KADOKAWA)より抜粋
[図表]お金の使い道を「3つの箱」に分類する 出典:『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』(KADOKAWA)より抜粋

 

その箱の名は、「消費」「浪費」そして「投資」である。「そんな話は聞いたことがある」と思うかもしれない。だが、多くの人はこの箱の本質的な意味を理解していない。今から、私が再定義しよう。

 

1.「消費」の箱:生きるための「必要コスト」

ここに入るのは、家賃、水道光熱費、通信費、そして最低限の食費など、あなたが人間として生活を維持するために必要な支出だ。

 

これは、いわばゲームを続けるための参加費のようなもの。ゼロにはできないが、工夫次第で「最適化」できる。格安SIMに乗り換える、電力会社を見直すといった行為は、この消費の箱を賢く圧縮する行為だ。

 

2.「浪費」の箱:魂を削る「ノイズ」

ここに入るのは、あなたの人生を1ミリも豊かにしない、むしろ時間を奪い、自己嫌悪を生むだけの支出だ。付き合いで参加する気乗りのしない飲み会、ストレス解消と称してコンビニで買う新作スイーツ、見栄のためだけに買ったブランド品、惰性で契約し続けているサブスクリプション……。

 

これらは、あなたの人生という美しい楽曲に混入した、不快なノイズに外ならない。この箱の目的はただ一つ。「撲滅」である。

 

3.「投資」の箱:未来のあなたを救う「聖域」

そして、最も重要なのがこの箱だ。ここに入るのは、支払った金額以上のリターンを、未来のあなたにもたらす可能性のある支出である。

 

書籍代、スキルアップのための講座費用、あなたの時間を生み出すための家電(食洗機や乾燥機付き洗濯機)、そして、良質な人脈を築くための会食費。これらはすべて、未来への種まきだ。この箱は、削ってはならない。むしろ、浪費の箱から奪ったお金をすべてここに注ぎ込み、「最大化」させるべき聖域なのだ。

 

さあ、どうだろうか。昨日のあなたのお金の使い道を、この3つの箱に仕分けてみてほしい。仕事帰りに何となく立ち寄ったコンビニで買った缶チューハイは、どの箱に入るだろうか? 友人と熱く未来を語り合った食事代は? 

 

答えは、あなたの中にしかない。この仕分け作業こそが、あなたの価値観そのものを浮き彫りにする、最高の自己分析ツールとなるのだ。

 

 

次ページ「3つの箱」思考を極限まで実践していた筆者

※本連載は、小原 正徳氏の著書『世界の超富裕層がしている 「最初の1億円」の作り方』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

世界の超富裕層がしている 「最初の1億円」の作り方

世界の超富裕層がしている 「最初の1億円」の作り方

小原 正徳

KADOKAWA

新NISAやインデックス投資……多くの人のお金の増やし方はどれも正しい。ですが、それだけでいいのでしょうか。年率5%で増えたとしても、1億円に届くのは数十年後です。 世界の超富裕層は、同じルートを通っていません。 …

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