税制優遇の点ではNISAよりiDeCoの方が優秀
以前話題になった「老後2000万円問題」。これは、高齢者夫婦無職世帯の平均収入から平均支出を引くと毎月5.5万円不足し、それが老後30年間分と計算すると、約2000万円足りなくなるというものです。
これはあくまで平均値のため、誰にでも当てはまるというわけではありませんが、ゆとりのある老後生活のためにはしっかりとお金を準備しておく必要があるのは確かです。
図表2にあるように、老後を支えるお金は主に3つ。まず国の制度である国民年金や厚生年金の受給。そこに会社の制度である企業年金が上乗せされる場合もあります。しかし、それだけでは足りない人がほとんどです。その不足分を補う目的で加入するとよいのが、iDeCoやNISAといった自分で準備する私的年金です。
iDeCoで選べる商品には、「元本確保型」と「元本変動型」の2種類があります。元本確保型は、あらかじめ決められた金利で運用されるタイプで、「定期預金」や「保険」がこれに相当します。大きなリターンは期待できませんが、元本保証にこだわりたいならこちらを選択することになります。
対して元本変動型は、運用状況によって資産が変動するタイプで、「投資信託」がこれにあたります。運用成果によっては大きなリターンを得られる可能性があります。
NISAでも非課税での運用はできますが、iDeCoのように老後資金専用というわけではなく、税制優遇の点ではiDeCoの方が優秀です。そのため、目的に合わせてNISAとiDeCoを使い分けるのが、おすすめです。
まとめ
□iDeCoは老後の生活費の不足分を補う制度
□利用できる商品は元本確保型と元本変動型
□定期預金や保険は大きなリターンは期待できないが元本が保証される
酒井 富士子
株式会社回遊舎 代表取締役
経済ジャーナリスト
ファイナンシャル・プランナー
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![出典:『60分でわかる!新NISA超入門[改訂新版]』(技術評論社)より抜粋](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/1/c/540/img_1cf7a7c848126fc7e4c4545b1932fd6a179461.jpg)

![出典:『60分でわかる!新NISA超入門[改訂新版]』(技術評論社)より抜粋](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/3/9/540/img_391bd5291d2acffea4e20a9940566f85307385.jpg)
