年収1500万円“浮世離れ生活”の高給社員、お酒も飲みに行かない“節約生活”の薄給社員…「まさかの逆転劇」の裏側【経済評論家が解説】

杉村富生
年収1500万円“浮世離れ生活”の高給社員、お酒も飲みに行かない“節約生活”の薄給社員…「まさかの逆転劇」の裏側【経済評論家が解説】
(※画像はイメージです/PIXTA)

「高収入なら老後は安泰」――そんなイメージを持つ人は少なくないでしょう。しかし、どれだけ稼いでいても、それがいつまでも続くとは限りません。本記事では、杉村富生氏の著書『月々10万円、年120万円がず〜っと入ってくる 毎月配当株投資』(すばる舎)から一部を編集・抜粋し、高収入だった人・低収入だった人の“対照的な行く末”を解説します。

 

手取り10万円未満でも投資を続けた「堅実会社員」

一方、Dさんは給料が安く先行き不安定(本人の話)の玩具、おもちゃ業界に長年勤務していました。

 

若い頃(40年以上も前)は、手取り10万円にも満たない給料のうち一部を毎月、社内預金(天引き=利息が市中の銀行より多い)にするとともに、それが一定の額を超えると引き出し、株式を少しずつ買うことを何十年も続けたそうです。

 

このDさん、仕事終わりに同僚たちと飲みに行くこともほとんどしなかった、といいます。このため、「つき合いの悪いヤツ」などと悪口をいわれ、節約生活を知る経理の女性には、「あなた、それで生活できているの」と同情される始末でした。

 

Dさん、仕事は熱心で社内評価はまずまずだったとのことですが、孤独感を抱える会社人生だったようです。しかし、「苦あれば楽あり」の教えのように、70歳を超えた今は孫に囲まれ悠々自適、幸せに暮らせているそうです。

 

中堅規模の会社でしたが、定年まで勤め上げたため、公的年金は月額20万円を超えます。国民年金オンリーの人とは異なり、厚生年金がある人の老後は恵まれています。

株式の“コツコツ買い”で得る、驚愕の配当金

それだけではありません。「満足する額ではない」(本人の話)とのことですが、別途「自分年金」があるのです。

 

そう、株式配当の存在です。

 

Dさんいわく、

 

「一般的な個人投資家の皆さんはご存じないでしょうが、私は配当金をすべて郵便局で受け取っています」

 

このDさん、金額のケタが違いました。

 

「実は、配当金領収書は1枚につき100万円までなんですよ」

 

「?」

 

どういうことでしょうか。

 

「いや、例えば配当金の金額が250万だった場合、配当金領収書は100万円が2枚と50万円が1枚の3枚になるのです」

 

普通、個人投資家でそんな人がいるのでしょうか。

 

「日本全国にはたくさんいるでしょう。現に私だってそうですから」と、Dさん。

 

「会社時代の若い頃は、1万円程度の配当金をもらって喜んでいました。その後、社内預金で貯めたお金をベースに、株価が300~400円台に低迷していた有配の銘柄を10年以上、コツコツと時間をかけて買い増してきたのです。その銘柄の持ち株数は今では31万株を少し超えています」

 

「ほう、すごいじゃないですか」

 

「配当は年8円(一括配当)、直近の配当金は202万5274円でした」

 

確かに、Dさんがその銘柄を31万7700株持っていれば、税引き後の手取り金額はほぼその金額(8円×31万7700株×0.79685)になる計算です。

 

う~ん、まさに「辛抱する木(気)にカネが成る」ではありませんか。

 

なお、Dさんが31万株以上持っているという銘柄名、筆者には教えてくれましたが、本書に掲載することは許可されませんでした。その代わりといっては何ですが、最近は本社が大分県大分市にあるプライム市場のFIG(4392)という銘柄に注目しているそうです。

 

 

 

杉村富生
経済評論家

 

※本記事は、杉村富生氏の著書『月々10万円、年120万円がず〜っと入ってくる 毎月配当株投資』(すばる舎)の一部を抜粋・編集したものです。記載内容は執筆当時のものであり、また、投資の結果等に編集部は一切の責任を負いません。

 

 

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※本連載は杉村富生氏の著書『月々10万円、年120万円がず〜っと入ってくる 毎月配当株投資』(すばる舎)から一部を編集・抜粋したものです。

月々10万円、年120万円がず〜っと入ってくる 毎月配当株投資

月々10万円、年120万円がず〜っと入ってくる 毎月配当株投資

杉村 富生

すばる舎

インフレ時代には、お金に働いてもらうことが不可欠! 生活費の足しに、たまの贅沢の原資に、子や孫の小遣いに、自己投資の経費として……etc. 溜め込んだまま終わるのではなく、継続的に配当金が手もとに入ってくるような…

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