今回は、自分の子孫も不動産から安定した収入を得る方法を見ていきます。※本連載では、株式会社OKAMURAの代表取締役・岡村恭資氏の著書『続・なりたい人だけが資産家になれる 企業経営者を目指すな! 個人企業家を目指せ!』(風詠社)の中から一部を抜粋し、不動産投資で大きな利益を得るためのノウハウを紹介していきます。

無くなるものに投資をしてはいけない

口をすっぱくして伝えたいことは、無くなるものに投資するなということです。

 

地球が崩壊でもしない限り、不動産はなくなることはありません。例えば、営業権や利用権、少なくとも不動産の取得が出来て営業権や利用権があるもの。売却に適するもの。売却できないようなら価値はないのです。

 

「金(ゴールド)」を購入すればいいと説く経済評論家は、毎年産出量が増え続ける金を価値があるものと宣伝している人がいますが、本当にそうでしょうか。

 

詳しくはご自分で調べていただきたいのですが、現時点では少なくなってはいないし枯渇する恐れもないようです。しかし、これは売り元が値崩れを起こさないようにシステムを操作しているに過ぎないのです。ばかげた話を信じるものではありません。

 

あなたが資産をどのように扱うか、最高で最良の選択をしていただいたので、これ以上のお勧めはありません。

 

一度の取引で500億円まで設定しました。世界でも100名の富豪に名を連ねるクラスまで到達してしまいます。しかし、あなたに群がる輩はいません。何故なら、あなたは裏で動いているからです。まさかこの時点で自宅などをどこかに所有してはいけません。

 

例えば、ホテルなどを住居として転々しても「法人」という所有物があるおかげで、あなたには身を隠す場所があるわけです。

 

売却のときは、所有権を移動させる必要があるため専門家が必要となります。しかし、あなたは表に出ず、弁護士なり、司法書士を雇えば事は足りるのです(時々、印鑑証明書などを自分で取ることは必要でありますが……)。

 

他人の名義にでもなっていれば今までの苦労が消し飛んでしまいます。家族が若いときにはこれも可能ですが、自分自身が移動につらさを感じれば、残念ながら、次の世代への継承とします。しかし、すべてを委ねるわけではないので、代表取締役会長職は永久欠番としておきましょう。

資産を継承するには「覚悟」も必要

財務諸表についても承継する人がまったくの素人であるとの前提でひととおり説明しますが、あなたと同じレベルの資産家の場合、大概は負債において返済額を上回るだけの収益不動産が存在します。

 

つまり、足し算引き算の出来る人であればこの説明で完結ということです。収入の部、支出の部を項目ごとに並べれば状況の判断は出来るはず。

 

例えば、20棟の収益物件があり、年間200世帯から1億4千400万円の家賃が入ります。諸経費が10%です。残りは1億2千960万円となります。

 

事務所の家賃(自社物件に入居の場合は家賃不要)、あなたの給与(年間3600万円)、従業員の給与(1千万円)、その他経費(360万円)収益物件の返済額合計が5千万円として差引くと、残りは3千万円。

 

不動産投資に3千万円を投入して、売上はあってもキャッシュが残らないようにすることがベストなのです。

 

このシステムでいくと安定した収入と不動産収益物件購入が平行して投資を続けられます。この程度の財務表ですので継承者は実に楽になります。

 

自分の給与についてはある程度は自由なお金の使い方も良いのですが、あくまで継承するには覚悟がいるということです。

 

さらに収益物件を買い進むという方針と年間のスケジュールの中で収益性の予想が外れたものについては売却候補として入れ替えていき、最終的な処分方法として都心に駐車場を取得し、管理します。

 

駐車場の場合は税金面で不利とされるのですが、納税は残ったキャッシュで納めるのではなく、積極的に事業の中で納めていくのが最も適切な方法です。

続・なりたい人だけが資産家になれる―企業経営者を目指すな!個人企業家を目指せ!

続・なりたい人だけが資産家になれる―企業経営者を目指すな!個人企業家を目指せ!

岡村 恭資

風詠社

手持ち資金0円から資産家生活へ! “なりたいシリーズ”待望の第2弾! 不動産を動かすだけで思うがままに資産を増やすノウハウとは…。

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