飲食店で見かける「お子様でも席をご利用ならご注文ください」というルールに戸惑う声は少なくありません。子どもは食べきれないのに…と感じる親もいる一方、店側にとって席は売上に直結する資源です。子どもの注文は必要なのか――外食の“常識”をめぐり、意見が分かれています。

「お子様でも席をご利用ならご注文を」…厳しすぎる?当たり前?

「お子様も席をご利用の場合は、ご注文をお願いいたします」――飲食店の入り口やメニューに、そんな一文が書かれているのを見たことがある人もいるでしょう。しかし、このルールに戸惑う人も少なくありません。

 

「子どもにまで注文させる必要あるの?」
「まだ小さいのに食べきれないのに……」

 

都内に住む主婦のAさんも、このルールに戸惑った経験があるといいます。

Aさん(35歳・仮名)は休日、5歳の息子と夫の3人で和食店へ入りました。店は昼どきで、ほぼ満席。しばらく待って、ようやく案内された席でした。

 

夫婦はそれぞれセットメニューを注文。息子には取り分ければ十分だろうと思っていました。すると、注文を聞きに来た店員が、少し申し訳なさそうにこう言ったといいます。

 

「恐れ入りますが、お子様もお席をご利用の場合は、何か1品ご注文をお願いしております」

 

 「まだ小さいので、そんなに食べられないんです」。そう伝えても、ルールだといいます。結局、息子用にうどんを注文。しかし、キッズメニューはなく大人と同じ量だったため食べきれず、かといって残すのも……と、夫が満腹になりながら半分以上を食べることになったといいます。

 

「お店のことを考えると当然といわれるかもしれません。ですが、安いうどんでも850円。節約をしている身としては、子育て世帯に優しくない対応だなと思ってしまいました」

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