どんなに懸命に働いても働いても「お金持ち」になれない理由…サラリーマンの給与とは「明日も会社に来させるための最低生活費」という資本主義の残酷なルール

どんなに懸命に働いても働いても「お金持ち」になれない理由…サラリーマンの給与とは「明日も会社に来させるための最低生活費」という資本主義の残酷なルール
(※写真はイメージです/PIXTA)

資本主義の日本では、資本を持つ人ほど有利になる仕組みになっています。物価や賃金が安定していたころはこうした資本主義の構造が意識されにくい状況でしたが、2022年以降はインフレが進み、物価が高騰。普通に働いているだけでは資産が目減りしてしまう状況が続いています。では、このような環境下でもビジネスで成功している人々は、どのように収入を得ているのでしょうか。嶋村吉洋氏の著書『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)より、我が国の「資本主義」の構造と、成功者がどのように収入を築いているのかをみていきましょう。

誰かに雇われている限り“ギリギリの額”しか稼げない

まず知っていただきたいのは、「労働収入のみで働き続けることが、どれほど損なのか」という事実です。

 

日本は資本主義の国なので、資本を持つ人が有利になる仕組みになっています。しかし、私から見て、多くの人は資本家ではなく、資本家に雇われる側を自ら選んでいるように見えます。少し俯瞰して考えてみましょう。

 

人間の身体能力は25歳くらいがピークで、そこから徐々に下り坂になります。平均寿命を仮に80歳くらいとすれば、働ける期間は20歳から65歳、定年延長したとしても70歳くらいまでです。その間に得られるお金は、労働収入の場合、経済学では「労働力の再生産コスト」と呼ばれています。

 

この「労働力の再生産コスト」とは何でしょうか。辞書で調べると、「労働者が明日も同じように働くために必要な最低限の費用」と書かれてあります。簡単に言えば、あなたが働き続けるために必要な最低限の生活費のことです。

 

たとえば、月末の財布の中身や銀行の預金残高を思い出してみてください。従業員であれば、給料が支払われる前には「今月もお金が足りない」「給料が支払われるまで、どう乗り切ろうか」と考えることが多いのではないでしょうか。毎月同じようにため息をついてしまいます。しかし、これはあなたのせいではなく、仕組みの問題なのです。

 

賃金を払う側は、あなたを「この仕事にふさわしい労働力」と判断して雇っていますが、賃金の額は「あなたが辞めずに働き続けられるギリギリの額」に設定されていることが多いのです。

 

たとえば、東京で暮らすなら、家賃はいくら、食費はいくら、光熱費や通信費はいくら、結婚や子育ての費用はいくらとざっくり計算し、「このくらいあれば生活できるだろう」というラインで賃金が決まっています。

 

だから、月末にはほとんどお金が残らないのが普通なのです。これは経営者が意地悪だからではなく、社会全体がそういう仕組みで動いているからなのです。

労働する限り避けられない「実質賃金」低下のリスク

これまで日本では物価や賃金が比較的安定しており、経済も基本的に右肩上がりだったので、労働者の不満は表面化しませんでした。しかし、現実を数字で見ると、日本人の賃金は1990年代後半をピークにして、現在はそれより15%程度低い水準で推移しています。

 

厚生労働省が発表する「毎月勤労統計調査」によると、2024年5月の実質賃金(物価変動を考慮した賃金)指数は前年同月比で2.1%減となり、これで26カ月連続のマイナスとなりました。これは1991年以降で過去最長の連続減少記録です。

 

労働収入に頼る限り、こうしたリスクは避けられないと思います。

 

 

嶋村 吉洋

実業家/投資家/映画プロデューサー

 

 

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※本連載は、嶋村吉洋氏による著書『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)より一部を抜粋・再編集したものです。

人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論

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