(※写真はイメージです/PIXTA)

内閣府『令和5年度 高齢社会に関する意識調査(高齢期の住み替えについて)』では、住み替え後の不安として「地域との関係」「孤立」を挙げる回答も見られます。住環境は整っていても、社会的つながりが再構築できない場合、生活満足度は低下し得るもの。地方移住は住まいの選択であると同時に、コミュニティへの再参入でもあるのです。

「理想の田舎」と「現実の共同体」

移住から2年が過ぎた頃、違和感の輪郭はくっきりしてきました。

 

自然の中で自由に暮らすというイメージで選んだ田舎暮らしは、実際には地域の歴史や関係性、役割の中で営まれる共同体の生活でもあります。そこに適応しなければ一員にはなれないという現実に直面し、夫妻は「私たちは生活の場所を移しただけで、共同体には入れていないのかもしれない」と感じるようになりました。

 

経済的な不安はありませんでした。住宅費は低く、退職金の残りにも余裕があります。それでも人との関係が築けない孤立感は、お金では埋められませんでした。

 

そうした状況が続く中で、ある夜、夫は静かに「戻ろうか」と口にしました。それは田舎暮らしを否定する言葉ではなく、夫婦にとって生活環境を改めて選び直そうという提案でした。

 

現在、夫妻は都市近郊のマンションで暮らしています。

 

徒歩圏にスーパーや病院があり、旧友とも再び気軽に会える生活です。地方で得た自然や静けさを懐かしく思うことはあるものの、人とのつながりが日常の中に戻ったことで孤立感は薄れました。

 

「地方で暮らすことが間違いだとは思わない。でも私たちの居場所ではなかった」

 

住まいとは建物や土地だけでなく、人との関係の中に成立するものだということを、夫妻は移住と再移住の経験を通じて実感したのでした。

 

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