(※写真はイメージです/PIXTA)

シンガポールへの駐在が決まった夫に対し、「私はついていかない」と告げた32歳の共働き妻。世帯年収は約1,600万円。海外経験もあり、いわゆる“駐妻”になる条件はそろっていました。それでも彼女が帯同を選ばなかった背景には、キャリアと家族をめぐる現実がありました。

ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中! 

データで読み解く「日本経済」のリアル【エンタメ・スポーツ・事件編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)

データで読み解く「日本経済」のリアル【季節&気象・マインド・おもしろジンクス編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)

富裕層の資産承継と相続税 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
八ツ尾順一(著)+ゴールドオンライン(編集)

 

シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!

 

シンガポールへの駐在が決まった夫

東京都内で暮らす横山杏さん(32歳・仮名)は、貿易事務として商社に勤務しています。夫の翔太さん(33歳・仮名)も同じく商社マン。妻の年収が600万円、翔太さんの年収は1,000万円で、世帯年収は約1,600万円です。

 

2人は3年前、友人の紹介で知り合い、ほどなく結婚しました。結婚後も共働きを続け、都内で忙しいながらも安定した生活を送ってきました。そんなある日、翔太さんに転機が訪れます。シンガポールへの海外駐在が決まったのです。

 

「ずっと海外志向だったので、正直うれしかったですね」

 

翔太さんはそう振り返ります。学生時代から「いつかは海外で働きたい」と考えており、今回の話はキャリアの節目でもありました。

 

杏さんも、海外旅行が好きで、大学時代は外国語学部で学んでいました。翔太さんは、当然のように「一緒についてきてくれる」と思っていたといいます。

 

ところが——。

 

「私は、ついていかないわよ」

 

杏さんはきっぱりそう告げました。思わず翔太さんは言葉を失いました。

 

「いつか海外に住みたいって言っていたじゃないか。離れて暮らすことになってもいいの? 駐妻になれるんだよ?」

 

詰め寄るように聞いた翔太さんに、杏さんは静かに、しかしはっきりと返したといいます。

 

「バカにしないでくれる? あなたは何も分かっていない」

 

杏さんが帯同を拒んだ理由は、シンプルでした。

 

「私がついていったら、仕事を辞めることになる。今の会社は出社が必須だし、海外からリモートで続けられる仕事じゃない。戻ってきたときに、今のポジションが保証されているわけでもない」

 

それは一時的な休職ではなく、「キャリアの断絶」だと杏さんは言います。

 

「正直、怖いんです。一度レールを外れたら、同じ場所に戻れないかもしれない。それが現実だと思っています」

 

翔太さんが両親に相談すると、「あなたがついていかないなんて信じられない」「普通は奥さんが支えるものじゃないの?」と驚かれました。けれど杏さんには、もう一つ、どうしても拭えない理由がありました。

次ページ転勤族の家庭で育った記憶
カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ エンパワー2月5日セミナーへの誘導です 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧