スムーズに相続を進める第一歩
特に最近は、親が長生きする時代です。人生100年時代といわれる中、80代や90代の親の介護・医療・住まいに関する選択は、相続の前に必ずやって来ます。
例えば、介護施設への入居費用をどう工面するのか、親が使っていない不動産をどう活用・売却するのか。こうした判断もまた、財産の整理と直結しています。
もう一つ、見落とされがちなのが「相続人側の年齢」です。相続する側もすでに60代・70代というケースは珍しくありません。自分自身も定年や退職、持病や老後資金の不安を抱える中で、さらに親の相続が降り掛かる。
だからこそ、早めに“情報共有”と“役割分担”をしておくことが、精神的にも経済的にも大きな安心材料になります。
とはいえ、いきなり「相続の話をしよう」と切り出すのは難しいと感じる方も多いでしょう。まずは、ささいなことで構いません。「実家の名義ってどうなってる?」「お母さん、もしものとき、どんな形で見送られたい?」など、日々の会話の延長線上で、自然と相続の話題に触れてみてください。
最初の一歩は小さくていいのです。大切なのは、「今のうちに話しておく」という姿勢です。その一歩が、後から「話していてよかった」と思える日をつくります。
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